11月11日。退院後10日たってP教授の外来。
外来に入る前に採血、採尿。いわゆる朝一番の混んでいる時間帯に外来に来るのは初めて。
どこの病院も同じだが、9時過ぎの検査室というのはバタバタ。
検査を終えてから、退院の際、お礼をあまり言うことができなかったので病棟へ足を向け、ナースステーションを覗いてみるが、残念ながら空っぽ。廊下におられる方も、患者さんから何か相談されていて忙しそう。お世話になったNさんの名も深夜勤の箇所に書いてあるので、そうろっと回れ右をして外来棟へ。
泌尿器科の外来へ行くと、しばらく待ってエコー検査。この日はまた、おそらくは初めてお見かけする若い男の先生。ざ~っと簡単に診て、暫く待合いへ。
10時を15分くらい過ぎた頃、名前を呼ばれて診察室に入る。あの朦朧としていた手術直後の回診以来、約15日ぶりくらいのP教授。
「お世話になりました。」
「いやいや。病理の結果ですけど、全てにおいて普通です。」
DNA検査による転移、再発等のしやすさの性質の悪さは真ん中の類いだとのこと。
診断は淡明細胞癌。
「これが一番大事なのですが・・」
と言われたのは「端面陰性」という部分。教授が仰るには
「ちゃんと悪い所は全部とれたという意味です」
とのこと。それら病理の結果を書いた紙は
「悪いけど、これは渡しちゃダメ、って言われてるんですよ。なんでだったっけ?」
と後の若い女の先生(C先生ではないけど、2度目の外来のときにもいた先生)を振り向く。
「患者さんが、いろいろと「これはどんな意味ですか」ってあとから聞きに来られるからじゃないですか」
「そうか。ボクもこれの意味とか一つ一つ聞かれたらすぐに答えられないヤツがあるなあ」
そんなもんなんだ。血液、尿検査の結果は渡してもらえる。
「腎機能は・・・、なんだ、手術前よりいい数字じゃない?なんでだろう」
「水とかできるだけ摂るようにしてるからでしょうか」
「ああ、なるほど」
入院中、看護師のNさんから「腎機能が落ちないようにしようと思ったら、ホントは1日1500ccの水を摂るのが理想なんですよ」
と言われていた。
「あの、アルコールとか今のところ摂らないようにしてるんですけど」
「ああ、そうだったの。もう普通に、入院前と同じようにしてもらっていいですよ」
なんだ、そうなんだ。
「次は半年後、連休になってしまうから、その前、4月にしましょうか。まあ、再発すること自体可能性は低いんだけど、それでも10年ほどたった時にポツっと見つかる時があるんです。それでも、半年に1回くらいウォッチしておけば、また、小さいうちに見つけられるから。その時にもいろいろと手立てはあります。」
と言われ、次回の診察の予約をし、採血・採尿の結果の紙を渡されて帰る。
検査結果は時系列にまとめられていて、それを見ると、手術直後、麻酔中に採血されていたことや、カテーテルをつながれている間の尿も何回か検査されていたことが分かった。
会計を済ませて、入院終盤には毎日コーヒーを買いに来ていた地下に降りる。
車イスを押されてくる人、一作業終えて早めの昼休みをとってるらしき青い作業服を着た人などがまばらにいる中で、入院中あまりお目にかからなかった揚げ物をと思い、牡蠣フライ定食を食して帰りました。