私の会社は従業員200人未満、と以前記したけど、私の部署はその中でも特に小所帯の15人程度の部署と、一応子会社の形をとってい別会社(従業員20人程度)の管理全般と二つの職場を兼務している。
どちらの職場にもそれぞれ上司となる社長が存在するので、その双方に大学病院の受診前に一応、健康診断の指摘を受け大学病医院での手術になるだろうことを伝える。それぞれの部署にも部長がいるので、一応その2人にも。
ここで思ったことは、やはり「ガン」と言ってしまうと、いかに早期発見でもちょっとショッキングだなあ、ということ(言う方も聞く方も)。なんとなく、「健康診断でヘンなものがみつかってね」と言葉を濁してしまう。
そして、この時点で手術日等が全く決まっていなかったので、いつ頃職場に迷惑をかけることになるか判らない。それまでは、(何の自覚症状もないので)検査の日以外はふつうに出勤するのだし・・・。なので、詳しい話はなんとなくうやむやになってしまう。
もう一つ。会社では、実は16年前に腎臓がんを患った先輩が居た。その方は10年近く経ってからの再発で5年前にこの世を去っている。私より10年ほど年上の独身男性で、おおらかな人柄でお酒が好きで、男女問わず後輩社員から慕われてる人だった。私もしょっちゅうアフター5(というか大体8時9時スタートの一杯飲みだったけど)で一緒に飲んだ仲。
16年前、「俺、明日から腎臓片っぽ取って来るわ」(当時はダヴィンチなど無く、会社でのエコー検査も無かったので、病期がどれくらいだったのかは不明)
と飲みながら明るく話してくれた。開腹手術を経て1か月で職場に戻ってこられ、その後もフォローの検査を受けていたが、10年近く経ってから腎臓がんの悪い性質である「5年以上経ってからの再発」に見舞われ、結果、60歳の定年の日を目前にこの世を去ってしまった。会社の女子社員全員が泣いていたのがついこの間のような話。腎臓がんというと、多くの社員がその姿を思い起こすというわが社だけの特殊な事情も。
先輩、飲み仲間がいなくで寂しいのかなあ、でも、私を招ぶのはもう10年ほど待ってほしいなあ。
などと一人でつぶやいたりもしてました。