H先生が取ってくださった予約に基づいて8月15日に会社を昼から休んでY病院へ。

腎臓のCTを撮るのは7年ぶりくらい。右腎臓にある血管筋腫のせいで何度か経験がある。

台の上で仰向けになり右手に造影剤を点滴している上を機械が通りすぎていく。

「エコーで腎臓に何かある」と言われた場合の大半は筋腫であることが多い。ただしそうではない腫瘍と言われるとそれは9割方悪性。

10年以上前、初めて血管筋腫を指摘された時、今ほどネットが発達していない中で必死に調べて得た知識だ。今回もそうであってほしい、ただ2cmとか書いてあったしなあ。

などと思いながら撮影が終わるのを待つ。と造影剤の作用で手足先や顔がやや火照った感じになる・・・と思っていたら少々カユい。ちょっと今回は効き過ぎているかなあ。

「気分は悪くないですか」

放射線医さんが声をかけてくる・

「少し顔がカユいです」

と言ったのがいけなかった。

「う~ん、発疹が出てますね。ちょっとほかも診せてもらえますか」

などとなり、手足やお腹を診られ、何カ所かに発疹が出ていることが見つかってしまい、

「生理食塩水を点滴しましょ」

と500ccくらいの袋をぶら下げられてしまう。

「うわあ。すぐ帰ろうと思ってたのに、コレは30分くらいかかっちまう」

そんな長時間CTのベッドを占拠できるはずもなく、救急入り口近くの処置室にストレッチャーで運ばれてしまう。

で、無事点滴も終わり、発疹も消えたところで放射線医が入ってきて、

「発疹治まりました?ちょっとアレルギーがあるんですかね。次から同じような検査するときは必ず申告してくださいね。」

そして、

「右は筋腫だけど、左は腫瘍ですね」

とサラっと。

「エっ」

聞き直す間もなく

「まあ、結果はH先生の所に1週間以内に送っておきますから、また聞きに行ってください」

いや、あんた今言ったじゃない。と思っている私を残して放射線医さんは機械室の中の立ち入り禁止エリアに消えていった。

そこから一晩、家族が妻の実家へ行って1人きりになっている自宅の中で、もう検索しまくり。

夕方、隣家の奥さんがお出かけしてたお土産と言って海の幸を分けてくださる。私が今日は一人と聞いて調理までして。そんな中、腎臓癌、2cm、高エコー病変、手術・・・・

あらゆるワードで検索、検索。

初めて見る医療機関やガン専門のサイト、同じような検査をした人のブログ、グルグル回って得た考えは

「どうやらガンらしい」

不思議と落胆とかはなく、次の日、なぜか(手術するかどうかも何も決まっていないのに)

妻に渡す当面の生活費を銀行から引き出したり、普段私が買いに走っているペットボトル飲料などを大量にまとめ買いしたり・・・、やたらあたふたと動き回っていました。