昨夜は

川内駅そばのS CUBE HOTELにて

歯科医療問題協議会が行われました。


メインは川内市歯科医師会なので

薩摩郡歯科医師会に所属する私は

オブザーバーとして参加しました。


例年の報告事項である

休日診療報告

市貸与の訪問歯科診療機器の稼働状況報告

学校におけるフッ化物洗口の実施状況

といった内容が報告されました。


ここまでは例年通りですが


協議事項として

国民皆歯科検診が出たのは

今年度が初めてでした。


高校生くらいまでは学校検診で

健康管理出来ますが

次の検診は40歳時の節目検診となり

約20年間の空白時に

口腔環境が悪化してしまうケースが

多い。

ここで歯を失うと

高齢になってからの健康寿命に

多大な影響が出るという事で

20歳時、30歳時にも検診を行うことが

結果として健康寿命を伸ばすことに

繋がる。

そういった理由により

薩摩川内市にも予算を付けて欲しいという

要望が川内市歯科医師会より行政に対して

出されました。

行政側も積極的に予算を組んでいくという

回答が出て会は終了しました。 


非常に有意義な会議でした。

現状の説明とそれに対する具体的対策を

示して行政による健康政策を動かして行く。

トータルでの医療費削減に繋がるのであれば

行政側も予算を組みやすい。

市民の理解も得られる。


最後の問題は市民への啓蒙です。

検診に対して積極的でない人達をいかに

動かすか?

病気になったら医療機関を受診すれば良いと

考える人を

そもそも病気にならないようにして生きて行くという考え方に変えていく。


そこが最大の難問です🤔