松本人志、さすがにピンチだなぁ。数日前に彼を擁護するブログを書いたが、それ以降も出るわ出るわ、後から後から止めどもなく新しい情報がリークされていく。もうこうなると松本人志もさすがに厳しいかもしれない。膿が出切るまではこのまま止まらないだろう。ジャニーズ事務所に続き、吉本興業も窮地に陥ることになりそうだ。前回は何とか宮迫問題を乗り越えた吉本だが、今回はそれどころの騒ぎじゃない。人間、誰でも叩けば埃ぐらい出るものだが、今、地の時代から風の時代に突入し、過去の既得権益や岩盤となっていた権力が一気に壊れる時代に入った。そう、政界でも先程のニュースで、大手3派閥(岸田、安部、二階)が解散に追い込まれたという。同時多発的にもの凄い状況になっている。ある意味でこの時代に生きられているのは凄いことかもしれないよ。封印されていた禁断の蓋が一気に開いてしまうような時代。日本が不景気なのも影響している。一部の勝ち組が幅を利かせ、みなが畏怖するような状況は一転、反発で圧倒的な憎悪に変わってしまう。お笑い芸人が底辺の人達の救いだったのはもう過去の話。今では長者番付のトップにいる。お笑いタレントはみな富裕層。だってあれだけテレビで見ない日はなく、稼いで当然だ。そこは誰もが薄々は気づいていたが、さすがに文春、見逃さない。コペルニクス的発想の転換でトップ中のトップの松本人志をターゲットに据えた。これでドミノ倒しが起きた。民衆はトップ芸能人や大手芸能事務所が窮地に陥ることに酔いしれており、この熱狂に狂気乱舞し始めた。ダメ人間エピソードで笑っていた民衆は、急に戦前の特高警察のように目を光らせている。富める者を吊るし上げ、フランス革命のマリーアントワネットのように晒しく首にしていくだろう。まさに下剋上。でも良くとれば、既得権益が破壊され、ガラガラポンの新しい日本に生まれ変わっていく過渡期。富を持たない圧倒的な民衆が富を持っている者を攻撃できるツールを手に入れたのだ。インターネットは匿名でいくらでもリークできる。ネットに書いてある玉石混合の情報を民衆が信じ込めば、それが真実なのだ。あの松本人志があれだけネットで吊るし上げられているのだから。今までの彼のファンが、今度は彼を殺しにくる。歴史は繰り返す。革命はすべてこんな感じで始まる。今は革命前夜に似ている。

 

気になるのは、吉本興業の大崎会長がこのことを知っていたのかということ。昨年、彼は吉本を抜けている。これ偶然だったのか?偶然なら相当に霊感の強い人だろう。今、一番戦々恐々としているのは、松本の取り巻き連中だろう。彼らも無傷ではいられない。テレビ局はもうどのタレントをアテンドしたらいいのか迷っている。実はダウンタウンは松本人志ではなく、先に相方の浜田の方がやられることになっていたそうだ。一部の週刊誌では叩かれ始めていた。しかしどこかで予定が変わった。もう一つ不思議なのが、松本のリスク管理の甘さである。だって素人に手を出したら、必ずしっぺ返しが来るに決まっているでしょ?その数が多ければ多い程、素人は周辺には話をするだろうし、噂になってもおかしくないが、今までは全く表沙汰になっていない。ここはパワーで揉み消していたのだろう。同じような性加害に遭った女性は相当数いるだろうからね。もう消しても消しても火は消えないし、次々に週刊誌か警察に垂れ込むだろう。下手したら逮捕?もあるかもしれない。しかしだ。松本は全て隠ぺいできる、抑えられると思っていた節がある。なぜか?

 

先日、ハリウッドザコシが、あるテレビ番組でどうして車に乗り乗らないのか?と聞かれ、自分は学生の頃からお笑い芸人を夢見ていて、ようやくお笑い芸人になれたから、絶対にこの地位から降りたくない。だから車の運転はリスクなのでしないと言っていたそうだ。その言葉にみんな感動したとコメントがあったが、確かに車の運転よりも丸がいくつも違うぐらい大きなリスクは素人女性に手を出すことだ。普通はそう考えて当然だ。でも松本人志はずっとやってきた。下手するとジャニー喜多川に匹敵するような事件になるかもしれないのにやめなかった。事務所も、周りの芸人も誰も松本を止めなかった。これこそ、本当にヤバいと思う。松本の二面性もさることながら、完全に揉み消せる、表に出てこないと確信していたわけだ。

 

以前、すべらない話で、三又又三が正月に松本に挨拶の電話をしてきたというエピソードがある。松本は電話が嫌いで、絶対にかけてくるなと三又に言っていた。最悪でもメールで済ませろと。だが三又はそれを忘れ、正月に家族で海外旅行に行っている松本に電話をかけてしまう。海外で着信があったので松本は日本で何かあったのではないかと勘違いして、三又に何度も返信するが、一行に電話に出ず、最後は結局、単なる正月の挨拶だったというオチだが、松本は過度にそれに反応し、三又はとんでなくモラルのない、言うことを聞かない奴だといってこきおろした。今聞くと全く違って聞こえてくる。スキャンダルに異常に気を遣っていた松本が垣間見れる。よく佐田という名前もすべらない話に登場していたが、今回の事件で一緒にいたのがこの放送作家だったそうだ。なぜ松本ぐらい売れてる芸人が三又や佐田なんかと付き合うのか、実は不思議だった。でも今聞くとなるほどと思う。すべらない話はネタの宝庫かもしれない。介して改めて見ると全然違うニュアンスに聞こえる話も多いだろう。キム兄の冷凍の鳥肉を連れ込もうとして拒否って帰った女性に投げつけるエピソードは千原ジュニアが話していたが、この話も週刊誌に載っている。松本に媚を打って番組に呼んでもらって生活してきた取り巻きはどうなるのかね。

 

ホリエモンの番組ビートたけしが出てきて、めちゃくちゃ言っていたのが面白かった。ジャニーズ事務所の問題なんて業界で知らない人は誰一人いなよ、と笑っていた。もしかしたら、松本人志の行為も業界では知らない人はいなかったかも。そう、ホリエは凄いと思ったのは、たけしに映画の話を振る場面があり、何と、松本人志の映画はつまらないが、たけしの映画は面白いのは何故か?とたけしに聞く場面がある。たけしの答えは何だか的を得なかったのか記憶にないが、この事件の前の収録だったので勘が凄いなと思った。

 

表に出ないとみんなが知っていた。昔聞いた話で、サザンの桑田と坂本龍一は何をやっても絶対に週刊誌や表に出ないという。これ、今だから言うけど、坂本龍一自身が語っていたことだ。出所は言えないが、直接坂本龍一と話をした人から聞いたのでウソではない。その時に彼が言ったのは、要は国家が守っている人物のリストに載っているということなのだそうだ。そこに入ると絶対に表に出ない。理屈は簡単。その人が潰れると国が損をするから。要は国益に反するから守るという判断だ。考えると、その理由は坂本龍一なら日本の文化芸能を海外に知らしめ、国家の価値を上げ、外貨も稼ぐから。桑田はアメリカが守っていると言っていた。日本人が海だ、夏だ、恋愛だと没頭することがアメリカの国益に叶う。そういう理由だ。でもこれって本当に理に適っている。こうして書かれないことを知っていれば、確信犯である。ジャニー喜多川も同じ構図だったのだろう。これもホリエモンの番組でたけしが話していたが、ジャニーズ事務所が全盛だった頃、男性アイドルや男性ユニットは他事務所では結成できなかったそうだ。これ、たけしと仲良しのEXILEの事務所の社長のヒロが言っていたとはっきり名前も出していた。全てジャニーズ事務所がつぶしに来るのだと言う。そういえば昔、小さな芸能事務所の女社長が、同じようにガールズグループを世に出そうとして物凄い圧力がかかったと言っていたのを思い出した。いわば、男性アイドルグループと言うのはジャニーズ事務所の特許なのだ。特許に抵触すると特許侵害で潰される。その特許のルールは特許庁が統括しているが、特許庁は国家権力である。これと同じ構図。NHKの中にジャニーズ事務所は稽古場を持っていた。そこでも喜多川氏は性加害を行っていたようだが、NHK=国家権力と一体な装置を作る訳だ。こんな壮大な仕掛け、誰も疑わないし、噛みつこうなんて考えない。下手したら、この性加害は国が認めている行為だと思っちゃうかも。それがあいつらの仕掛けなのだ。歌舞伎を守っていたのも国家権力だ。国家は893すら牢屋に入れ、死刑にしてしまう。893も国家の呪縛から逃れる事はできない。ジャニーズも吉本も国家権力が見え隠れする組織だ。本当に消される怖さもある。そういう意味で松本は、自分の行為が表に出ないと知っていたのかもしれない。しかし方針が変わった。

 

こうしてパンドラの箱が開いた。これから日本はどんなデザインで動くのか?

混沌とした中に新しいものが生まれてくる芽吹きを感じる。

決して悪いことでは無い。

 

人生を楽しもうではないか。