最近、感動したこと。
林檎殺人事件の樹木希林の間の取り方。
彼女は郷ひろみも、曲も、空間も操っている、絶妙に。ユルユルとふざけて踊っているようでいて、要所がキマっていて、リズム感もキレもある。脱力していながら、異常にカッコいいのだ。
本当に才能のある人だった。
なぜか、泣きそうになってしまった。
樹木希林の娘、内田也哉子さんの内田裕也への最後の言葉。
カッコ良すぎて、呆然とした。
FUCK'IN YUYA UCHIDA! 内田裕也のくそったれ
DON'T REST IN PEACE. 安らかに眠るな
JUST ROCK'N ROLL! ロックンロールであれ!
彼女はそう言い切った。
家族の中では色々大変だっただろう。
型破りだけど、間違いなく、日本人に何らかの影響を与えた人達だと思う。
也哉子さんは、「カオスを受け入れた。内田裕也と樹木希林の遺伝子は次の時代に流転していく」と言った。
続いたほとばしる命は、灼熱の砂浜のようでもあり、冷えた鉛のようでもあった。
何事にもとらわれず、自由闊達に人生を謳歌し、勝手に現れて、勝手にパっと消えた。
コロナの世の中に何を語っただろう?この人達だったら。