2012年アカデミー賞で作品賞他、5部門を受賞した作品
近所のシネコンで2週間限定ということで公開されていたので、
遅ればせながら鑑賞
モノクロのサイレント映画ということなので、イネムリ必至で臨んだが
いやいや、面白いのなんのって、ぐいぐいとその世界に引き込まれて
途中、不覚にも涙してしまった。(←泣いている人はいませんでした(^_^;))
【内容】
1927年のハリウッド。サイレント映画のスターのジョージ・ヴァレンティンは、
”アーティスト”としての誇り故、世の中のトーキーへの流れに乗り切れず
仕事もなくなり落ちぶれていく。
一方、新作の舞台挨拶で知り合った女優志望のベビーは、どんどん
映画界で認められ、今や大人気の女優となる。
しかし、彼女は、どんなに有名になってもあこがれのジョージの事を
決して忘れず、素性を隠しいろいろな面で彼に手を差し伸べる。
モノクロ、サイレントという事なので、 ノスタルジックな映画?
はたまたヒットを狙ったネタ映画?・・かと思いきやとんでもない。
古いどころか新鮮でテンポがある。
そして、ロマンチックで暖かさを持った作品であった。
ストーリーは、起承転結がはっきりしていて非常にシンプルであるのだけど、
それだけに、役者や製作者の力量がはっきりするタイプの映画だったと思う。
「ゾロ」や「シラノドベルジュラック」等懐かしの映画や撮影所の風景を
盛り込んでオールドファン向けと思いきや、一方では、テンポの良い
展開と軽快な音楽でちっとも飽きさせない。
”無音”の中で唯一使った音のまあ、効果的なこと。
そしてラストのタップダンスの華やかさ。
なるほどね・・と思わず納得するハッピーエンドも用意されている。
主演の二人も良かったです。
セリフの無い表情だけの演技でこれだけ感動させてくれるのは、
すごいことですね。
ジョージ、かっこいいぞ
そうそう、隠れた名優、あのワンコは、何か賞はもらえたのでしょうかね?
かわいすぎます(*^。^*)
この映画を見て、改めて映画っていいな~と思いました。
これぞ、ハリウッド映画の原点ですよね。
そうそうこの映画を見て、良かったな~と思った若い方は、是非、
「ザッツ・エンターテイメント」を見て欲しいですね。
より、この映画が楽しめると思います。
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