早乙女愛、僕は君の為なら死ねる by 石清水弘
当時はそれなりに真剣に読んでいたけれど、今、思い出して
みるとあまりにもバカくさい漫画であった。
そのバカくさい漫画をミュージカル仕立てのコメディー(?)
で、再映画化すると聞いて早速見に行った。
いやいや、これがなかなかの傑作
原作を読んでいた私にとっては、このマンガを真剣に読んで
いた事自体がこっぱずかしくなるような茶化し方だった。
勘違い乙女の早乙女愛の武井咲(←初めてこの映画で彼女が
適役だと思った(^_^;))、完全なるストーカーの石清水弘役の
斉藤工。ガム子の安藤さくら。蔵王権太に至っては、なんとおっさん
井原剛志に高校生役をやらせてしまっている。
その誰も彼もが、キャラが立ちすぎて怖いくらい。
逆に主役である誠の妻夫木聡が普通過ぎて何だか影が薄い。
監督は、三池崇史さん
故に悪の花園、花園実業でのけんかシーンは、
まんま「クローズZERO」
けんかシーン、なかなかすごかったです。
そして、荒廃した高校の様子がビジュアル的に受けました。
ただ、全体的には、ミュージカル仕立てにしては、ちょっとテンポが
悪かった気がする。
どの歌もフルコーラスだったのよくなかったんじゃないかな。
歌われた曲も、初めて聞いた時は、大爆笑だったんだけど、
再三、TVやネットで公開されてたんで新鮮味に欠けたような・・。
もっと短くして、曲数増やして欲しかったです。
そして、これ。
リアル「愛と誠」世代以外の人が見てもあまり面白くないん
じゃないかな~。
純愛映画というよりは、どっちかというパロディー映画のような
ものだったんで。
音楽担当の小林武史さん、脚本の宅間孝行さん、そして、
三池監督。
まさに「愛と誠」リアル世代ならではの切り口の映画ですね。
なので、もちろん私も十分楽しめました(^o^)丿。
ところで、冒頭、誠が「情熱の嵐」を歌ったバックにあった
”新宿の目”
私には、懐かしいけど、今、ここで待ち合わせしてる人っているの?
いや、それどころか、その存在を知っている人ってどのくらいいるの?(^_^;)
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