★県庁の星★~「税金の無駄遣いはやめましょう」の段 | 思い入れ★ホームシアター★日記

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わ~い。ついに我が家にホームシアターが・・
6.1ch 80インチスクリーン。
その驚きの臨場感!!近所の皆さんごめんなさい。m(_ _)m

県庁の星 スタンダード・エディション
最近、マスコミやら世間やらで叩かれる職業と言ったら
1.教員   2.地方公務員
そりゃあ、職務怠慢な人間がいるのも判るけどさ。
真面目にやってる人もたくさんいるのにね~。
・・で、「県庁の星」見ました。
主演は、織田裕二柴崎コウという個性派二人。
ファンにとっては、たまらない組み合わせ。
でも、ファンでない人間にとっては、別の意味で
”たまらない”二人です。
私は、どちらとは言いませんが・・ ^^;)
【内容】
マニュアル至上主義のエリート県庁職員が、大プロジェクトの
メンバー入りをかけて、半年間、民間企業へ研修に行く。
しかし、派遣先は、3流スーパー。おまけに彼の研修役は
愛想のないパートの女性店員。プライドの高い彼は、彼女と
ことごとく対立をする。
全体的には、伊丹十三の「スーパーの女」やら、「たんぽぽ」の
世界です。
業界の裏事情をコメディータッチで描きつつ、企業や役所の
腐敗や盲点をついていく。
織田裕二は、鼻持ちならないエリート公務員の役がぴったり。
ヒロインの柴崎コウも両親を亡くして弟を育てるちょっと影のある
パート定員がハマリ役であった。
そんな芸達者の二人を脇で固める人達も、皆演技派揃いの
なので、2時間全く飽きる事なく、テンポ良く進んでいく。
最終的には、上昇志向しかなかった県庁職員が、公務員の
任務である”全体の奉仕者”たる使命に目覚めるという、
ありがちなストーリーであった。

だが、彼が、県庁で培ったノウハウをスーパー経営に生かし
つつ、マニュアルだけでは動かない”お客様”相手の仕事で
あるスーパーの良さを取り入れて、見事閉店の危機のスーパーを
再生していく過程は、見ていてとても気持ちの良いものであった。
もちろん、議員と県庁幹部の癒着の嫌らしさ十分見せてくれた。
平成の悪代官 石坂浩二も相変わらずの憎たらしさだし、女子アナ
から知事になったというお人形さん状態の酒井和歌子の知事も
なかなか適役であった。
ラストの裏切りも板についていたよね。
そうそう、最後の方で、無料の珈琲が1杯100円になるあたりの
演出も憎かったな。
でも、公務員の無駄遣いばかりが叩かれるのも何だ・・と思うけどね。