★フライ、ダディ、フライ★~「中年世代は、皆走る~」の段 | 思い入れ★ホームシアター★日記

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わ~い。ついに我が家にホームシアターが・・
6.1ch 80インチスクリーン。
その驚きの臨場感!!近所の皆さんごめんなさい。m(_ _)m


激動の年末年始も終わり、やっと普通に映画が

見られるモードに


・・で、2006年初めてみた映画が、これ。

胃も頭も反応鈍くってなってる正月明に見る
第一作には、ぴったりの映画だった。
映画館で予告見た時、結構おもしろそうだったのと
ミスチルが主題歌「フライング・ハイ」を歌ってるって
いうんで、見に行こうかと思っていたけど、すっかり
忘れてしまってた。
でも、DVDで十分だったかなとも。
【内容】
鈴木一(はじめ)は、妻と愛娘と郊外の建て売り住宅に住むサラリーマン。
家族仲も円満で、日々平凡な幸せを噛みしめている。
ところが、ある日、娘が何者かに殴られ負傷したとの知らせが。
娘を殴ったのは、衆議院議員の息子で、ボクシングの高校生チャンピオン。
復讐を誓って犯人の高校に包丁片手に押しかけるが、間違って、
その手前の落ちこぼれ高校に行ってしまう。
そんな鈴木にその高校の生徒達は、けんかの手助けをすることを申し出る。
お話は、予告そのまんまという感じの展開でお約束のハッピーエンド
お手軽って言えばお手軽かもしれないけど、最近の日本の映画に
ありがちな、肉体的にも精神的にも残酷に痛めつけるシーンって
いうのが皆無なんで、気分良く最後まで見られた。
バスのエピソードなんかも判っちゃいるけど、いいよね~。
ああいうの。
主役の堤真一は、今や冴えないおじさんをやらせたら
ピカイチでは?
TVでは、結構かっこいい役をやってるけど、やっぱり
堤真一はこれだな。
SABU監督の「MONDAY」の時のサラリーマンを彷彿させる
情けなさ。
それが、段々と修行を積む内に、あのライン入り緑ジャージが
かっこよく見えてくるところは、さすがだと思った。


岡田准一は、かっこよすぎですね~。
クールで、物静かな外面からは想像できない、内に秘めたる
熱さや苦悩。そして、寂しさ。
これって、地なの演技なの?
新聞か雑誌で読んだけど、彼は、ものすごい読書家で、
片時も本を離さないとか。
この映画でも、海をバックに本を読んでる姿は、実に
絵になってました。はい。
ただのアイドルとは言えない何かを持っていて、これからも
大注目ですね。
ところで、この映画って、なんで、主人公が在日コリアンっていう
設定なのかと思ったら、「GO」の金城一紀の原作なのね。
原作のレビューを読んでたら、随分、映画とは登場人物の
キャラが違うみたいで。
特に、主役の鈴木さんをプロデュース(?)する高校生達が
原作では、それぞれがそれなりのキャラのようである。
もちろん、岡田准一演じる朴舜臣(パク・スンシンも。
かなりおもしろいと評判なので、読んで見なくては。
そうそう、ミスチルの主題歌は、ラストほんのつけたしでした。
予告編の時は、結構、効果的に使われてたの残念。
「フライング・ハイ」は、この映画に良く合っていると思うので、
本編中でとはいわないけど、せめて映像にかぶせて欲しかったな。