名古屋ご当地グルメとして必ず名前のあがる
『あんかけスパゲッティー』を食べに行く。
大体、あんかけスパゲッティーって何?
ネーミングから言って、名古屋お得意の八丁味噌にとろみを
つけて、スパゲッティーにかけたもの???
まさか、あんこなんて使ってないよね~??
などと、勝手な想像をして、栄駅から徒歩5分余り。
目指すは、あんかけスパゲッィーの元祖。
スパゲッティーハウスの『ヨコイ』。
少々迷って何人かに道を聞いたが、不思議なことに、若いOLや
デパートの店員は、全く存在を知らず、一緒にいた中年の上司の
男性が教えてくれた。
たどり着いたそこは、いわゆる下町の洋食キッチン風。
さほど広くない店内にカウンターずらりと窓際に何卓かのテーブル席。
入った時には、12時ジャストだったので、まだまだ空席があったが
5分としない内に、満席。そして、あっという間に店内には、15人ほど
の行列が・・。
その客層はと言えば、見事に、男性サラリーマンだけ。
気がつけば、女性は私ひとりでありました・・。
そして、皆さん、立っている内から注文をして、席についた途端に運ばれて
くるスパゲッティーを数分で食べ、お勘定をして、去っていく。。
お~。なんと、これは、イタリアの立ち食いそば屋だったのか・・。
私もせかされるように10分程で、スパゲッティーを掻き込んで
(もちろん、コーヒー飲んでる人なんていない)足早にお勘定。
でも、明らかに場違いな私に、レジにいた店長さんが、
「すみません。もうちょっと時間ずらせば、ゆっくりして
もらえたのに・・」
・・と言ってくれたので、ちょっとだけあんかけスパの話を聞く。
あんかけスパゲッティーとは、こちらの店長が、イタリアの家庭料理に
ヒントを得て、考案したもの。
あんかけのあんは、どろりとしたトマトソースで、ソース自体は、
1種類。それをかける具材にバラエティーをもたせているとのことでした。
目玉焼きとかハンバーグとか、コロッケとかいろいろあるの。
あ、立ち食いそば屋というよりは、カレーハウスかも・・。
ここの一番人気は、ミラカン
スパゲッティーの麺は2.2mmの太麺。
その麺に、タマネギとピーマンとハムとウインナー(これが、何故か、昔
懐かしいふちが赤いウインナー!使用)を油で炒めたものをどっさり載せ、
そこにソースを麺が見えないくらいたっぷりかける。
何でもミラカンは、ミラネーゼ・カントリーの略だそう。
う~ん。ミラノでは、ウインナーのふちは赤いのか???
味の方はと言えば・・。
もちろん、八丁味噌をかたくりでとろみつけた・・わけもなく、
あんこなども登場せず、
ドミグラ風のトマトソースをスパイシーにして、ちょっと、とろっと
させた感じ。
このソースがコクがあってなかなかうまいの。
ガイドブックによれば、野菜と牛ミンチを2日間煮込んだ
ソースとのこと。
確かに、おこちゃま風のケチャップ使って作ったソース風
ではなく、うま味のある風味豊かなソースである。
このソース使って、ハッシュドビーフとか作ったらうまそう・・。
麺も太麺というと、大体が町の喫茶店のうどんスパゲッティーを
想像しちゃうけど、これがそこそこ腰があって、ソースに良く合う。
・・と言うことで、すっかりファンになってしまった私は、
レジで売っていた、レトルトソースと麺をお買いあげして
しまったのでありました。
このあんスパは、人によって、かなり好き嫌いがあるようなので、
家族に食べされるのが楽しみであ~る。
・・ということで、次は、矢場とんの『味噌かつ』