年末年始の診療時間変更と休診をお知らせいたします。

2011年12月29日(木
診察時間変更
9:30~13:00

2011年12月30日(金)~2012年1月4日(水)
休診

2011年1月5日(木)
診察時間変更
10:00~18:30

休診中、お困りの場合は横浜市歯科保健医療センターにて休日救急歯科診療及び夜間救急歯科診療を行っています。
横浜市歯科医師会
長らく更新できずにごめんなさい!前回に引き続き母子教室シリーズの第2回です。

乳歯のケアで丈夫な永久歯
乳歯はいずれ永久歯に生え変わる歯です。特徴として、歯の質が柔らかく酸に溶けやすい、エナメル質が薄いことがあげられます。
これは、「虫歯の進行が早い」ということでもあります。
お家の方が虫歯を見つけたときにはすでにエナメル質を通り越し、その下の象牙質まで進行している事が多くあります。
しかし、エナメル質の粒子が小さいということは悪いことばかりではありません。虫歯予防に有効な「フッ素」を素早く取り込んで効果をあらわします。歯科で使用するフッ素は家庭用のものより高濃度です。3ヶ月から半年に1回の歯科医院でのフッ素塗布が乳歯を健康に保つのに大変有効です。
日常のホームケアでフッ素入り歯磨きジェルを利用すれば、歯科でのフッ素を取り込みやすくします。

さて、乳歯は抜けかわる歯ですが、大切にしないと永久歯に影響が出るのをご存知ですか。
乳歯の間に口の中の状態が良くない場合、永久歯の質が弱くなったり、色が悪くなったりします。さらに正しい方向に生えなくなる事もあり、大きくなってからの歯並びにも影響が大きいのです。
また、生えたての永久歯は清潔なお口の中に生えなければやはり虫歯になりやすくなります。

噛むことの大切さ
乳歯の間にもよく噛むことをたくさんしましょう。
よく噛む事で、まず消化が良くなります。食べ物の消化には、口の中、胃、腸、それぞれ別の役割があります。口の中でよく噛むことは他の臓器には代わる事ができません。
いろいろな食べ物の形や大きさ、硬さの感覚を口の中で日々学習することで、食べ物に対する感覚が養われます。好き嫌いなく食べられる入り口となるでしょう。
よく噛む事は、あごの健全な成長を促します。充分に生育したあごでないと永久歯がきれいに並びません。
さらに、噛めば知能と精神の健全な発育も促します。あごの動きが脳の働きと関連がある事が知られています。
健康な歯と口は正しく発音することにも関わります。

正しく「噛めて」いますか?
さて、ひとくちに「噛む」といっても、正しく噛めているかどうかが重要になります。
やわらかい食べ物が多く、また、食べやすい食物ばかりになっていませんか?
上下の奥歯を「はぐはぐ」と咬み合わせるだけでは正しい咬み方とはいえません。しっかりと噛み合わせて「すりつぶす」動きが「噛む」ということです。正しく噛む咀嚼力のついていないお子さんが増えています。
離乳食のときのイメージで小さいお子さんの食事が、やわらかいものや小さく刻んだものが続いていませんか?
よく噛まないと食べられないような食物も徐々に増やしていきましょう。食育がさかんに行なわれている乳幼児施設などでは食材は大きく切って出てくることがあります。よく噛み、よく舌を動かすことで食事をしっかり味わうことができますし、食物の栄養をたっぷり吸収できるからです。
まずはおやつから手軽にはじめてみましょう。おすすめメニューはこちら!

1おしゃぶり昆布(昆布の成分にむし歯予防の効果もあり!一石二鳥です)
2パンの耳
3スティックサラダ(にんじん、だいこん、きゅうり等。好きな野菜で)
4さきイカ、ビーフジャーキー(これらは塩分に注意してください)

当院ではキシリトール配合の「噛むトレーニングガム」を販売しています。
1日2回、10分ずつのトレーニングです。一度お試し下さい。
大人が噛んでみても確かに噛み応えのあるガムです。お子さんと一緒にトレーニングしても良いですね。

おまけ
食事の時間、どうも落ち着いて食べられない、しっかり噛めているのか分からないという時は、まず、椅子をチェックしてみましょう。
お子さんが座ってしっかりと両足が床につく椅子に座っていますか?足がぷらぷらしていては体を支えることが出来ません。不安定な姿勢では集中して食べることも出来ませんし、しっかりかむことも出来ません。椅子やテーブルの高さを工夫することでいっそう楽しくおいしい食事タイムになりますよ。
歯科さめじまでは長年、0歳から6歳のお子様をお持ちの方を対象とした無料の「母子教室」を定期的に開催していました。毎回好評でしたが、現在は行なっておりません。
今まで「母子教室」でどのようなお話をしていたか、ご紹介いたします。

歯が生え、乳歯が出揃い、6歳臼歯が生えてくるまでの間にお子さんにどのようなケアが必要なのでしょう。

「ハミガキっていつからするの?」
生後8ヶ月頃に下の前歯2本が生えてきます。生えたら「ハミガキデビュー」です。
と、言っても、ハブラシでごしごしではなく、指に巻いたガーゼなどで優しくぬぐう感じでやってあげましょう。
上下に歯が2本ずつ生えてきたらお子さんの年齢に合ったハブラシで磨いてあげましょう。
子どもたちは大人のまねをするのが大好きな頃です。きっと、「じぶんで!」と歯ブラシを持ち始めるでしょう。そうしたら、お子さんが自分で持つ子ども用歯ブラシと、お家の方が持つ仕上げ用ハブラシの2本を用意します。お子さんが見よう見まねでハブラシを噛んだりごしごしするのと一緒にお家の方がしっかり磨いてあげます。
3歳頃に上下10本ずつの乳歯が生えそろいます。乳歯は5,6歳頃から10歳くらいの間に順番に永久歯に生え変わっていきます.

「仕上げ磨きはいつまでするの?」
でも、一番最初に生えてくる永久歯は生え変わる前歯だけではありません。6歳頃、乳歯の後ろに生えてくる「6歳臼歯」これが最も大切な永久歯です。真ん中から数えて6番目の6歳臼歯は生え始めの頃にハブラシが届きにくいです。ひとりで何でも上手にできるお子さんでも、口の奥に少しだけ生えている歯を磨くことは難しいことです。10歳頃まではお家の方の仕上げ磨きが必要です。

「甘いものって食べさせてもいいの?」
もちろん甘いものを食べると虫歯になりやすいです。でも、私は「甘いものの摂取を控えろ」とは言いません。なぜなら子どもの脳の発達には甘いものが必要だからです。子どもたちが好きな乳酸菌飲料も多量の糖質が入っており、液体の粘度もあるのでとても虫歯になりやすいものです。しかし、乳酸菌には腸内環境を整え、アレルギー予防などの効果も期待できます。
どんなものにも長所と短所があります。
虫歯になりたくないために甘いものを一切控えるといった方法で他の良いところを捨て去るのではなく、充分にケアーをすればよいのです。

食べたらその都度ハミガキをしてあげるのが理想ですが、それでは親も子も疲れてしまいますよね。
確実なハミガキを就寝前に行なうことを前提に日中は他の方法を使うのも一案です。

3歳前後にうがいが上手にできるようになったら食後にぶくぶくうがいをさせましょう。
口の中のphは普段は中性です。食べるとポンと酸性に傾きます。甘いものは特に酸性が強くなります。食後はだんだん中性に戻ってきますが、口の中が長い時間酸性であることが虫歯になりやすい原因になります。そこでぶくぶくうがいをすると、食べっぱなしに比べて1/3の時間で口の中を中性に戻すことができます。
ダラダラと食べることは禁物です。1日中、口の中で酸性雨が降っていてはすぐに虫歯になってしまいます。

もう1つ有効なのはキシリトールの利用です。
キシリトールは日常的に取ることで、食べかすから出る虫歯菌の質を変化させ、虫歯を作る力を失わせます。
虫歯菌が虫歯を作れなくなるのです。
チョコレートやケーキ、おいしいおやつの最後にキシリトールガムを2粒。これを続けることで口の中の食べかすが「べたべた」から「さらさら」に変わり、ハミガキもグンと楽になります。ガムが噛めないもっと小さいお子さんにはタブレットもありますから、こちらを利用してみてはいかがでしょうか?