「平成政治20年史」平野貞夫

平成の20年間の政治の流れを民主党の小沢代表と親しい元衆院議事務局職員で元参議院議員の平野貞夫氏が「独特の視点」でまとめた本。その「独特の視点」があまりにも独特すぎてタイトルとは全くそぐわない内容になってます。
彼の価値判断の基準は「小沢一郎こそが日本を変えるのだ」という点と「日本政治の要所要所で自分が流れを作ってきた」という自慢話。「反小沢=悪」という視点が徹頭徹尾貫かれています。自民党の名幹事長として名高い梶山静六はもちろん、野中広務、小泉純一郎と言った人たちは問答無用に悪人として断罪されてます。平成20年間の政治の流れを小沢一郎と彼に反対する悪人の対立の流れとして描く。そして与野党問わず問題があれば自分に相談にくるので適切なアドバイスを与え、自分が流れを作ったのだと言う自慢話がそこに挿入されていくという感じ。
なんだかな~って感じですが、視点が徹底しているのである意味とてもわかりやすい。彼から見ると平成の政治史はこのように見えるのか~と一般とは違った視点を提供してくれる参考書としては悪くないのかもしれない。
★※☆☆☆(ホシ1つ半)