6月18日(土)
 
アカデミー賞の作品賞にもノミネートされたという、ダニー・ボイル監督の作品。なんと、公開初日に観てきました。23時45分の回、客席は…この映画館のこの時間にしては多めで4分の1ぐらいの入り。結構、期待の作品なんですね。
 
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アーロンは27歳のエンジニア。両親と妹の4人家族だったが、家を出てひとりで暮らしている。なんとなく家族と疎遠になり、母親からの電話にも出ず、妹の結婚式にも出席しなかった。父親とは…おそらく、何年も口をきいていない。彼の趣味はアウトドア。週末になると、ひとり荒野を自転車で走り、巨大な岩の裂け目を巡り、大地と触れあう。恋人とも別れ、ひとりでいることを選んだアーロンにとって、大自然に抱かれ、自然と一体になれる時間は何より大切なものだった。その日もアーロンは、誰にも行き先を告げることなく、とある岩山へ出かけた。途中、二人連れの女性ハイカーに出会い、自らガイドを買って出たアーロン。とっておきのスポットへ二人を連れて行き、楽しい時間を過ごした3人。ほんの少し、人恋しくなったアーロンだったが、二人と別れ再び岩山を歩き始める。深い岩の裂け目を降りていく途中、思わぬ事態がアーロンを襲う。手がかりに指定が岩石が裂け目へと落下、一緒に堕ちたアーロンの右手は岩石と岩壁の間に挟まれてしまう。身動きがとれなくなったアーロン。助けを呼ぶ手段もない、彼がここにいることを誰も知らない…。このままでは死んでしまう。アーロンは岩石を持ち上げようとしたり、ナイフで削ろうとしたり、生きるための必死の努力を続けるが、事態はいっこうに好転しない。もうろうとする意識の中でアーロンは様々な幻を見る。幼い頃の記憶、両親との不和、恋人との出会いと別れ…。自分は十分に生きたのだろうか?このまま死んでしまっていいのだろうか?事故から127時間がたったある日、アーロンは生きるため、大きな決断をする――。
 
見終わったあと、「イン・トゥ・ザ・ワイルド」を思い出しました。あれは自ら進んでアラスカの荒野での自給自足生活を始めた青年の話だったから、事故で身動きとれなくなったアーロンとはちょっと状況が違うかもしれないけれど(それに、ストーリーをかなり忘れてる…)、死に直面してこれまでの人生を振り返り、まだ行き足りないと思い知って必死に生きる道を探るってのは同じモチーフ。「イン・トゥ・ザ・ワイルド」が悲劇だったのに対し、こちらはハッピーエンド。どうにか助かってくれ~と思いながらあの映画を観ていたワシにはなんかほっとする作品でした。ただ、自分の○○を××するシーンはかなりエグかった。実話に基づいたこの映画、実際にアーロンが事故にあったのが2003年なので、彼の身の回りの品々もすべて当時のもので再現していて、ちょっと古い形のデジカメや、いまはほとんど見なくなったキャノンのミニDVビデオカメラなんてのが気の利いた小道具になってました。
 
★★★※☆(ホシ3つ半)