6月25日(土)
せっかくの週末なのに、あんまり観たい映画がないな…。と言うわけで、消去法で選んだのがこの作品。思わせぶりな予告編はなにやら「あの方たち」の存在を予感させ、ワシ的にはかなり警戒度の高い作品だったのです。スピルバーグ作品ってのもあんまりそそらないし。はたして、結果は?
1980年初頭代、アメリカ東部の田舎町。モンスターマニアの中学生・ジョーは仲間たちと学校のコンテストに出す映画制作に熱中していた。監督のチャールズ、特殊効果係兼カメラマンのケアリー、音声照明(?)のブレストン、主演俳優のマーティン。ジョーはもちろん、特殊メイク係だ。彼らのアイドル・アリスを女優として誘い、深夜の駅で撮影を始める。しかし、やってきた貨物列車が、線路内に侵入した自動車と衝突して脱線転覆。とんでもない惨状にまきこまれてしまう。列車に衝突した自動車を運転していたのは彼らの学校の教師だった。「ここで見たことを誰にも話すな。話せばお前らも、お前らの親も、みんな死ぬことになる…」あわてて現場から逃げ出す6人。しかし、現場から逃げ出したのは彼らだけではなかった・・・

ワシは実は「ET」という映画を観たことがありません。もちろん、だいたいどんな話なのかは知ってます。でもやっぱり観ていないので、「スーパー8」が「ET」へのオマージュ作品だと言われてもあんまりピンとこないんです。だから、「ET」と比較してどうのこうのと言う資格もないので言いません。まあ、「地球にやってきた異星人と少年が心を通わす」、という意味では共通のモチーフなのでしょう。しかし、心を通わすのはほんの一瞬。それも、心が通うと言うより、暴れずにさっさとホシへ帰れ!という説得工作にも見えます。それはなぜか?異星人が巨大な蜘蛛のような異形の上、たくさんの破壊と殺人を繰り返してきたから。すくなくとも可愛らしいく心優しい異星人ではありません。そんなのと心を通わせてもなぁ…。むしろ、「スタンド・バイ・ミー」的な少年たちの友情と成長の物語として観る方法もあるでしょう。でも、そちらもものすごく中途半端。あんまり友情は描かれてないし、成長も…。ともに父子家庭のジョーとアリスがそれぞれに父親と和解するってのはまあ、成長と言えば成長なんだろうけど、話としては中途半端。なにより、後半、話を端折りすぎでは?脱線転覆現場に散らばっていた金属製のキューブはなにかもっと重要な意味を持つアイテムだったのでは?と推測されますが(たとえば、一個でも欠けると宇宙船が構築できない、その一個を奪われたから異星人はホシに帰れなかった、とか)結局、たいした意味はありませんでした。そうなると、この異星人はなぜホシに帰れなかったのか、ラストであっさりホシに帰ったのはなぜかという大きな謎が残ってしまうのです。う~ん、釈然としない。
でもまあ、ET+スタンド・バイ・ミー的な映画としては特撮シーンもすごかったし、楽しめたかも。それと、彼らが撮っていたゾンビ映画がなかなかの傑作。エンドロールで流れるので、最後まで席を立たないこと。
★★※☆☆(ホシ2つ半)