9月17日(土)
 
巨匠テレンス・マリック監督の大作「ツリーオブライフ」観てきました。とはいうものの、テレンス・マリックの映画って観たこと無いなぁ・・・。
 
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優しく美しい母と厳格で時に暴力的な父の元で育った男ばかりの3人兄弟。「成功するためには力が必要だ」。父の教えに最も忠実だったのは、最も反抗的だった長男ジャックだった。鬱屈した感情を弟たちに、やがては両親にもぶつけながら成長した長男ジャックは事業家として大きな成功を収める。そんなある日、次男R.Lの突然の死の知らせが届く。幼い頃からどこか達観したようなところがあった次男の訃報に触れたジャックは、自らの来し方を振り返り、生命の連鎖、そしてそれを見つめてきた”大いなる存在”へ思いを馳せるのだった・・・
 
と書いたものの、どんな映画だったかと聞かれてこうです!とはとても語れない映画です。ストーリーを辿るには情報が少なすぎ(次男の死因とか、そもそも次男はどういう大人になったのか?あれ?三男は?両親は今何してるの?ジャックはどんな実業家?どんな風に成功した?などなど・・・)。とにかく、怖いおとっつあんに必要以上に厳しく育てられた息子が、言いつけ通り社会的成功を収めたけれど、弟の死をきっかけに”人生これでいいのかなぁ”と思っちゃったって話、だと思う。でも、さすがは巨匠。それでは終わりません。なんとジャックの振り返りは、自らの出生時を飛び越え、銀河や地球の誕生、地球上での生命の誕生、海洋生物が陸に上がり、恐竜が栄え・・・と遙かな太古まで飛んで行っちゃうのです。もちろん、詳しい説明はありません。それぞれが圧倒的迫力の映像(CGもあるんだろうなぁ)で、何の説明もなしに。これはすごいですよ、ある意味。ワシは途中で全く話しについて行けなくなりましたが、その迫力の映像と独特の美世界に逆に引き込まれてしまいました。140分ぐらいある大作なんですが、ほんと、あっとういう間でした。なんだかよくわからないけど、すごい映画。久々に観ました。
 
★★★※☆(ホシ3つ半)
 
たぶん、”キリスト教的神概念”がしっかり思考回路に組み込まれている人が観たら、違った風に見えるんだろうなとは思いました。日本人の”汎神”的な神概念ではととてもついて行けませんm(_ _)m。