昨日は大学の授業が早く終わる日だったので、息子くんをメンタルの診察に連れて行きました。

先生の外来の日ではないけど、ありがたいことに息子くんの空いている時間に特別に診察枠を作って、お話を聞いてくださいます。

先生の顔を見た途端、息子くんも笑顔になり、診察室へ。

20分ほどの診察でした。
部屋から出てきた息子くんの表情は、さらに柔らかく解けたようでした。

「先生なぁ〜、『大学の一回生からかなりハードで、課題がスパルタやなぁ!』って、大変な思いをしてるって言ってくれはったわ!」

嬉しそうに話します。

そっか…

私は「大学ってそんなもんよ。」とか、「専門性の高い学部だから仕方ないんちゃう?」とか、息子くんの訴えを跳ね飛ばしてしまいます。

先日も、そんな感じで訴えを跳ね飛ばしたりして、言い争いになりました。

さすが精神科医。
訴えや気持ちを受け止めてくださるんですね。

「しんどいし、学部を変わる『転部』は考えてないの?」と先生に聞かれたそうですが、息子くんは「今のまま頑張って、とりあえず『〇〇大学法学部卒』という肩書きは身につけようと考えてる」と言ったそうです。

その息子くんの答えに、先生は「確かに〜、〇〇大学法学部卒だったら、将来的に就職も心配ないかもしれんし、今の学部で頑張ってみるってのもいいかもね。応援するから〜」おっしゃったとか。


私だったら「そんなにグズグズ言うんやったら、学部変えたり、大学院行ってほんまに勉強したいって思うことに没頭してみたら?」って言ってしまうんですよ。

現状をどうするかという解決方法や、考え方を提案することはできません。


もう、主治医には完敗です。
先生の返す言葉で、気持ちが楽になる…そうだろうね。


診察後、先生が私の元へ来られて、「1ヶ月後、また来てもらうよう予約入れたから、悪いけど送迎してあげてね」とおっしゃいました。

私は2ヶ月に一回の診察、息子くんは1ヶ月に一度の診察。
私より頻回になるにで、先生が気を遣ってくださってるようでした。

「じゃぁ、1ヶ月後にね〜!」
そう言って手を振って去って行かれた先生には、感謝しかないです。
ホント、心から「よろしくお願いします」と頭を下げました。

息子くんの気持ちが楽になることは、なかなかの長期戦になるようです。気長にその時を待ちましょう…