昨日は息子くんの診察でした。

大学病院での初診。
予約の時間に間に合うよう、早めにバスに乗って出かけました。

診察券は持ってるので、初診と言っても手続きは簡単。
持参した紹介状と、紹介元の病院からの資料(救急で運ばれた時のCT検査の画像など)を提出して完了。

各セクションの受付では、コロナの問診票を記載。その後、診察室の前で待つこと10分ほど。

診察室の中から呼ばれると思っていたら、廊下を歩いてきた事務職員さんと1人の先生が、「あのぉ〜、Sさんですか?どうぞ診察室へお入りください」と。
どうやらその先生が、担当の先生のよう。

促されて診察室へ入ると、簡単な会話を交わしたあと、「今日は運良く20分後に検査室が空いていてね。その検査を受けてから詳しくお話を聞いて、診察を進めようと思うんだけど、いかがでしょうかね?」とドクター。

その機会を逃すと、日を改めて検査のために来院しなきゃいけないから、「検査受けます!」と即答。支持された検査室へ行き、速攻検査。私は40分も待ちぼうけ〜。

検査後は再び診察室へ。
今度は知らない女医さんが椅子に座ってらした。

可愛らしいドクター。
「神経内科医のOです。T先生に代わって私が診察を進めます。もちろん、紹介されたT先生も同席です。一緒に検査の結果を見て、治療の方法を考えたいと思ってますので、よろしくお願いします。」と、ご挨拶された。
お弟子さんかしらね?
息子くんの疑いのある病気の専門のようです。

検査の結果としては…異常なしと言える範囲ではあるけれども、全くの異常なしとはいえず、小さな異常は見つかったと。
画像を見ながらの説明で、確かに何かあるな…ってのが私でもわかった。

救急で運ばれた時の情報だけでなく、問診を進めているうちに、病気の条件が揃ってきて、O先生も T先生も顔が曇る。

「私の見解としては、発作が一度しか起きてないこと、検査上、様子を見てもいいレベルかなという判断です。ただ、小さな異常は見られるのと、お話を進めていくうちに病気の条件が揃ってきたことから、その病気であろうという判断をし、薬を飲み始めて発作を予防するという選択もあると考えます。いかがでしょう?半年くらい様子を見られますか?それともお薬を飲んでみますか?」と、難しい選択肢を提示されました。


どうしよう…
T先生の判断はどうなの???

「薬を飲み始めると、週単位、月単位ではなくて年単位の治療を開始することになるしね。中には明らかに薬を飲んだほうがいいと思う人が、『様子を見ます』と言って投薬治療を拒む人もあるけど、結局はその人の生活の質とか、体調に合わせるのが一番なんだよね。また発作を起こして学校に迷惑をかけることを避けたいから薬を飲んで発作を予防する…という考えではなく、小さな発作を少しでも減らしで体調を良くして発作を起こりにくい体質にすることが目的ならば、飲み始めてもいいかな〜って思うわ。」

T先生も、どちらでもいいよというスタンス。

マジで悩む…
なかなか答えが出ない。

でも、これから受験を控えて、「また大きな発作が起こるかもしれない…」とビクビクしながら過ごすよりも、今起こってる小さな発作を抑えて、大きな発作につながらないようにしよう、体調を整えて受験に挑もうということで、投薬開始を選択しました。

なので、これからは定期的に大学病院に通うことになります。

たった一回の大発作で、ドクターがその発作の状態を見られたわけじゃなく、検査でも明らかな異常が見られたわけでもないから、『診断』はできず『判断』できる状態だと言われました。

薬を飲み始めたことによって、小さな発作の回数が減ってきたら、その病気の確定につながり、『診断』できるだろうと。

数を診てこられた専門医のおっしゃることだから、ドクターの言葉を信じて治療を進めていくことを決意しました。


昨日は初診だから、検査もできずに治療もまだ先になるだろうと思っていたけど、まさかの初診日の検査ができたことで、大きく一歩を踏み出せてちょっと安心しました。


お次の診察日は10日後。
私、その前日に同じ病院の同じ診療科に診察予約が入ってるので、二日続きで病院に行かなくちゃ。
めんどくさいなぁ〜。同じ日だとよかったのに、先生の診察日(出番の日)が違うから仕方ないけどね。


昨夜から薬を飲み始めた息子くん。
今のところ、副作用は感じないようです。