一年後、うちの息子さんは受験の真っ只中です。

第一志望の大学では、昨日に今年度の推薦入試の合否判定が出てました。
おぉ〜、来年はきっとドキドキして瞬間を迎えてるのね…としみじみ。一年なんてあっという間。本腰入れて受験対策に取り掛かってもらわなくては。


で、親が準備すること。
お金。

大学の費用としては、私立大学の文系4年分くらいはなんとか貯金ができました。理系に行くと言われたら、足りません。幸にして息子くんは文系。ギリギリ…です。

しかし!
大学に入学するには、入試の費用がかかります。

国公立大学だと、共通テスト代と、二次試験とで約35000円。
私立だと一校一学部35000円。いくつか併願したり、滑り止めとして受験するので、10万円ほど予定しておかなければなりません。


でも、それだけではなかった!
学校の進路説明会でも言われてたけど、『捨て金』の準備をしなくてはいけないんですね。

志望校に受かるとは限らない。
なので、本命校の受験の前に、滑り止め校と併願校を受験します。

今考えている滑り止め校は、併願可能な公募推薦入試があり、おそらく学校の指導ではそこを押さえるように言われるでしょう。

となると…

入試のスケジュール的には

第一志望校(本名)…国公立大学なので、受験日は3月です。だたし、推薦入試は11月にあります。

併願校…私立大学で、受験方法がいくつかあります。ただし、公募推薦試験はありません。受験日は2月です。

滑り止め校…併願可能な公募推薦があります。推薦は11月、一般は2月です。


もし、滑り止め校の公募推薦を受験し、合格をいただけた場合、入学金納入を11月中にはしなくてはなりません。滑り止めなので、入学金を納入します。ここで27万円発生します。

第一志望校の推薦入試が受験できたとして(学校で推薦判定があります)、しかも合格をいただけたら、12月には入学手続きを完了します。なので当然、入学金の納入があり、約17万円必要です。

ただ、先に滑り止め校として受験していた大学に支払った27万円の入学金は、いわゆる『捨て金』となってしまいます。


第一志望校の推薦入試でダメだった場合、私立の併願校と、第一志望の本命校の受験を2月と3月に受験します。

2月にある併願校の入試では、いくつかの受験パターンがあり、この大学では3回ほど受験します。

もし、ここで合格をいただけたら、滑り止め校ではなく併願校なの
で、入学金を振り込みます。納入期限は2月中。ここは20万円の入学金額です。

はい、この時点で滑り止め、併願校の二つの合格をいただけていたら、47万円が必要です。


最後に第一志望校、本命を受験します。
もし、合格できなかったら、併願校に進学するので、滑り止め校の入学金27万円が最終的な『捨て金』となります。

しかし、合格を手にしたなら、本命ですから併願校も滑り止め校にも行きません。なので、この2校分の入学金47万円は『捨て金』です。

入学もしないのに、お金を支払って入学の権利の確保をしなくてはなりません。
しかも入学金は、返ってきません。
完全に、行かない大学への『寄付』となってしまいます。


もし、第一志望の国公立大学に合格したら、入学金も授業料も安くて済むわ!と思ってました。
が、結局は『捨て金』の準備があるので、私立の大学の入学時の金額と同じだけの費用がかかることがわかりました。


受験料と入学金の合計で70万円近く、工面しなくちゃいけないんですね…

思ってた以上の金額に、ちょっとボーゼン…
うちは今のところ、塾や予備校にも行ってないし、高校の授業料も特待生で半額、受験する大学は全て自宅から通えるところなので、受験のため交通費や宿泊費がかからないので、もしかしたらかなりの親孝行息子なのかも!?

一人っ子だからなんとかやりくりしてるけど、兄弟がいるご家庭では本当に大変だと思うし、親御さんには頭が下がります。


子供たちはこれだけの出費を意識してくれてるのかな?
すごい『投資』だと思うのですが…


なんだか切ないですね。