夕方・・・
電話が鳴った。
夕飯の準備をしていたので、ババ様が電話に出た。
「はい、そうでございます・・・。お世話に名ております・・・。少々お待ちくださいませ。」
どうやら私にかかってきたらしい。
電話を代わると、お世話になっているセンターの主治医、M先生だった。
先生から電話なんて、ビックリ!
看護師さんやセンターのワーカーさんからは何度かあるんだけど。
「今日はちょっとお願いがあってお電話してるんですけど・・・」と先生。
来月の診察、都合が悪くなったから先に延ばしてほしい・・・なんてことだろう。
「はい!何でございましょう?」
私は軽々返事をした。
「あのね・・・、今度保育士さんや幼稚園の先生を対象とした研修会があってね、その時にRくんのこれまでのことを話してもらえないかなぁ~と思って。どうして障害に気づいたか?とか~、幼稚園でどんな支援をしてもらってたとか~、幼稚園で困っていたこととか~、簡単でいいんだけど・・・。現在の小学校での支援のこととか、将来的なこともお話してもらえませんかねぇ?」
・・・・・
お願いって・・・
講演依頼!?
そんな大そうなもんじゃないか!?
「9月○日の午前中で・・・、場所はちょっと遠いんですけど・・・」と説明を聞き、
「私でお役にたてるのならば。」と返事をしてしまいました!
「でも・・・何で私なんですか?」と聞いてみたら~
「私の受け持ち患者さんの中から2~3人の保護者の方にお願いするんです。そのうちの一人に、Sさんがふさわしいと思ったもので・・・。」と。
ありがたいんだけど、私にそんな大役が務まるのか???
「お引き受けしてくださると、ホントに助かります!ではその日、スケジュールを空けておいてくださいね。
詳細は文書で送ります。どのような内容のことをお話ししていただくかは、文書で送りますので~。」
「わかりました・・・。来月の診察の時に、また詳しくおしえてください。」
「それでは、よろしく~。」
大丈夫か?私・・・
人前で話すの、何年ぶりだい?