今日、テレビで出産後に産婦さんが脳出血で亡くなったというお話を、報道番組のあるコーナーでやっていました。
私自身、脳血管の病気があるため、『ハイリスク』とされ、大学病院での出産となり、血圧管理をうるさく言われてきました。
妊娠の前の主治医は、「お産の際は必ず『帝王切開』で!」と言い続けられてましたので、その後の担当の先生にはその旨を伝えたのですが、「可能な限り『自然分娩』で」と全く逆のお産方法を言われました。
その代わり、陣痛時間が長くなってしまうと危険なので、『帝王切開』に即座に切り替えるという条件になったのですが・・・
陣痛は金曜日の午後から始まりました。
大学病院の診察時間外からの陣痛です。 そうなると、お産は当直の先生となり、それまで継続で診てもらっていた先生には立ち会ってもらえません。
陣痛は27時間続き、途中は血圧も上昇。頭痛も出てきたので「帝王切開にして欲しい
」と訴えたのですが、当直の先生は「NO!」と言い、フラフラの状態でなんとか自然でお産をしました。
週明け、朝一番に主治医がお部屋に謝りに来られました。
カルテには、陣痛が長引くと『帝王切開』に・・・という指示が書いてあったということ。しかも、休日でも主治医に連絡をするようになっていたそうです。
なのに、主治医は週明けにナースステーションに回診に来たときに初めて私のお産があったと知ったそうです。
ナースステーションに近い個室だったので、産後は看護士さんや助産師さんがお部屋をよく覗きにきてくださり、気分が悪くないかどうかを確かめてくださったので、結果オーライでしたが・・・
退院間近に頭痛と脱力が出てきたので、すぐに脳神経外科へ。緊急のMRIも行い、無事を確認してから退院だったので、一日長く入院となりました。
お産って、「病気ではない」と言いますが、私としてはとっても怖い経験でしたし、病気で手術をするのと同じくらいの大仕事だと思います。
実際、「次にお産をするならば、命がけよ」と言われたくらいですから。
今までお世話になった2人の先生。
お一人は他県でご活躍。ですが・・・新聞に「産婦と新生児が死亡」と、先生がお勤めされている病院の名前が載っていました。 今日の報道番組でやっていた事例か・・・とドキドキしましたが、違ったようです。
もうお一方の先生。急にお辞めになられることになり、「引き続き診てあげられないんだよねぇ・・・」と、おっしゃってました。どこの病院へ転勤されたのか、開業されたのかもわからないまま。お辞めになられた理由が誰もわからないのです。
が、大阪の私立医大の助教授になられていました。 診てもらえないわけですね!![]()
ニュースや新聞で、お産にまつわる医療事故が掲載されるたびにドキドキする私なのです。