参観日での一コマ。


「制作に使う色紙を、3枚取りなさい」という指示が先生から出ました。


男の子から並んで、数種類の色紙が入った入れ物から指示通り3枚選びます。(3枚は全て違う色でという指示も含まれます。)


息子も勇んで並び、考えながら3枚選び、自分の席に着きました。

そのときに、隣のお友達と色の比較をしてたのです。

すると、隣のお友達が「女色やんけ~!Rは女色選んでるぞ~!にひひと周囲に聞こえるように言いました。

反対の隣の男の子が、その声を聞いて息子の選んだ色紙を見て笑っています。


男の子たちはたいてい、『黄緑色』『黄色』『水色』という取り合わせの3枚を選んでいました。(ほとんどの男の子がそうでした)

が、息子は『黄色』『オレンジ色』『ピンク色』を選んでいたのです。


順に女の子も並んでは3枚選び席に着き始めました。

見ると、女の子は確かに息子と同じ配色で選んでいる子が多いようです。中には男の子が選んでいた色も取り合わせていましたが。


女の子も息子の取ってきた3枚が「女の子みたい!」と笑っています。

そういうことをいう年齢になってきたんですね。


「おとこや!」「おんなみたいや!」なんて。

周囲に言われて笑われてる息子、どういう反応をするのかと黙ってみてました。

すると・・・


「春はあたたかいやろ。そやし、暖かい感じの色を選んだんや!」


立派に自分の思っていることを言えました!

その場を取り繕ったような感じではなく、よく考えた末の色のチョイスだったようです。

隣の男の子は納得したのか、してないのかはわかりませんが、それ以上「おんなみたいや!」ということは辞めました。


息子は自分の感じたままに色紙を選んで、納得はしてるんですが・・・周囲のことは関係ないんですね。

何を言われようと、構わないのかな?

お友達は周囲の目を気にするお年頃!? 周囲と合わせておくことで、仲間意識を強め、確認しています。


きっとこれから先、今以上に「Rは変わってる!」って思われることが出てきそうです。

今日のようにきちんと理由を言えて、周囲に理解が得られるならいいですが、こういう些細なことから『仲間はずれ』なんてことになってくるんでしょうね。


成長するにつれ、考えさせられることが増えてきました。