私はかつて、ピアノ
を習っていました。
幼稚園の年長さんのときから18歳までですから、12年間習っていたことになります。
その当時は、練習が嫌いで、なんだかんだ理由をつけてはサボることを考えていました。でも、習い始めたきっかけは、私が「ピアノを習いたい」と言った一言らしいです。(記憶にないのですが・・・
)
バスに乗って通っていたので、バス停前の駄菓子屋さんでお友達と駄菓子
を買い、バスを待っていたことが、今となっては懐かしい思い出です。
私の進行度は決して早いほうではありませんでした。
それでも「ピアノの先生になりたい!」なんて夢を抱いたりして、頑張ったときもありました。(実際、音楽科のある学校へ中学から通いましたが、音楽科へは進学せず、普通科でした。レベルが高すぎて、進学できませんでした
)
残念ながら最初の先生は、『おめでた』で講師をお辞めになられたので、仕方なく違う先生に変わりました。
またその先生も、諸事情でお辞めになられ、3人目の先生になったあたりから、レッスンへ通うことがイヤになりだしました。3人目の先生とは相性が悪かったようで、どうしてもその先生のことが好きになれませんでした。
それまでの弾き方をことごとく注意され、今まで重ねてきたものを全て否定されたようでした。![]()
私自身、3人目の先生が弾かれる曲は、棘があるようで、音に滑らかさがなく、何も語りかけるものがないように感じてました。
これ以上続けても意味がない・・・。
大学の受験を理由に、高校でピアノに終止符を打ちました。
それでもやっぱり、ピアノは嫌いにはならなかったのでしょう。
弾けそうな楽譜を買っては、ポロポロと弾き、ちょっとした息抜きになってました。
今は実家にピアノがあるので、好きなときに弾くってことができません。指もすっかり衰えてしまい、もう滑らかに弾くことはできません。すっかりピアノから遠ざかってしまってます。
ピアノ自体はきちんと年2回の調律を受け続け、状態はとってもいいので、息子が「ピアノ、習う!
」と言ってくれた時はとってもうれしかったです。![]()
そして昨日。
息子の発表会を見ていて、指が勝手に動きます。先生の演奏もすばらしく、私は思いました。
「あぁ・・・またピアノを弾きたいなぁ・・・」
時間
とお金
に余裕があれば、是非もう一度習ってみたいです。
今ならきっと、レッスンを無駄にすることなくマジメに通えそうです。![]()