先日幼稚園で行われた『表現発表会
』で、年長組さんが演じた劇。
ストーリーがよかったので、帰宅してからネット
で調べると、絵本
が出ているとわかった。
絵本
の購入でとくに主人と相談をしたことなどなかったが、今回はなぜか「いいお話があってね・・・」と話していた時のことです。
そのストーリーは・・・
お友達と遊びたい『おおかみくん』が、集まった動物さんたち(ウサギ・ブタ・タヌキ・リス)の使いっ走りをします。動物さんたちは、おおかみくんが怖くって、仮病を使ったりして一緒に遊ぶことを避けるために、おおかみくんにウソを付いていたのです。
でも、みんなのために一生懸命に看病をしたりするおおかみ君の様子を見て、みんなは仮病を使ったりすることを止めました。おおかみ君は一緒に遊びたいからと泣き出します。「怖いと思って遊ばなかったんだ。ゴメンネ・・・」と最後はおおかみ君もお友達になって仲良く一緒に遊びます。
見かけで判断してはいけないよ・・・
と言うことを伝えるにも、いいかなと私は思ってました。
その話を主人にすると、「それって、どうなん?『おおかみ』は弱い立場のものを襲ったりする場面のほうが圧倒的に多い(七匹のコヤギや赤ずきんちゃんなど)のに、仲良くする話だと、『おおかみ』は怖いものなのか、優しいものなのか分からんようになるんちゃうの?」と言ったのです!
「昔は『おおかみ』を含む肉食の動物が、獲物を襲う場面のあるドキュメンタリー番組なんか、よくあったのに、この頃はほとんどそういった残酷なシーンを映すものがなくなった。そういうものを排除したり、物語で『やさいしいおおかみ』が出てきたりするのって、果たしてそれが本当にいいのか?」![]()
ここまで深く掘り下げて、『おおかみ』の存在を考えながら絵本
を選ばなくちゃいけないのかなぁ?![]()
たまたま今回、私が気に入った絵本
の主人公が『おおかみ』だけであって、その絵本
が伝えたいことは、『おおかみ』の本性云々ではなくって、「誰とでも仲良くしようね」とか、「見た目での判断だけでは分からないことだってあるんだよ」ってことだと思うんだけど。。。
なんだかスッキリしない絵本選びです・・・![]()