サプリメントの正体 [ 田村忠司 ]価格： 1,512円 レビュー評価：4.08 レビュー数：12
田村忠司 東洋経済新報社発行年月：2013年09月20日 予約締切日：2013年09月19日 ページ数：221p サイズ：単行本 ISBN：9784492223338 田村忠司（タムラタダシ） 1965年生まれ。富山県出身。1988年東京大学工学部産業機械工学科卒業。同年、株式会社リクルートに入社。10年間にわたり、通信事業を中心に経営戦略、新規事業立案、マーケティング戦略立案に従事。1998年「日本老化制御研究所」を擁する日研フード株式会社に入社。取締役経営企画室長、サプリメントの製造子会社の代表取締役社長として活動。2006年「医療従事者が自信を持って使えるサプリメントを提供してほしい」と
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日本人は胃液が少ない人が多いので、炭酸カルシウム（貝殻、卵殻）から出来ているカルシウムのサプリメントは、吸収されず排出されてしまうと書かれていました。
また、炭酸カルシウムにカルシウムは 1/4しか含まれていないので、容器に表示されたカルシウム量を摂取しようとすれば、容器に表示されている量の4倍を摂る必要があるそうです（炭酸カルシウム＝CaCO3=Ca+C+O3→カルシウム1個、炭素1個、酸素3個＝合計4個、カルシウムはそのうちの1個であるため）。
これを考えると、カルシウムの吸収を促進するクエン酸を含んだかんきつ類（スダチ、レモン）を絞ってかけた魚を骨ごと食べるのが良いと書かれていました。野菜にもカルシウムが多いと書かれていましたが、ひじき、わかめ、コンブなど海藻類もカルシウムは多いです。
また、カルシウムを摂るときはマグネシウムも同時に摂る必要があるそうです。
＊カルシウム＝筋肉の収縮をサポート
＊マグネシウム＝筋肉を緩める働き
カルシウム：マグネシウム＝2:1 (or 1:1 )が良いそうです。
これが
カルシウム：マグネシウム＝3:1 以上
のようにカルシウムの割合が多くなると、筋肉を締め付けても緩める機能が弱くなるので、虚血性心疾患（狭心症・急性心筋梗塞）で死亡する人が増えるそうです。これは要注意です。チーズなどがその要注意食品とのことです。
また骨の健康には、カルシウムだけでなく骨の再生産をサポートするビタミンDもしっかり摂る必要があるそうです（太陽の光をあびるなど）。
以上ご参考までに！