17日に行われた兵庫県知事選で前知事の斎藤元彦氏(47)が再選確実となった。この結果に至るまでの経緯をテレビはほとんど放送しなかった。斎藤氏のおねだり疑惑やパワハラや、自殺した元県民局長の「死をもって抗議する」とのメッセージの件に関してはあんなに勢いよく報道していたのに。
テレビの報道というのは疑ってかからなければならないのだということを痛感した。週刊誌報道も同様で、いったん一つの世論の流れというものが定まったときに、その内容に沿った情報ばかりが選択される。時には嘘も入りながら、洪水のごとく耳障りのいい都合のいい情報が流れる。
個人的には当初、斎藤氏より一歩リードとされてきた元尼崎市長の稲村和美氏(52)のほうが、ぼくは期待できると思った。発言もしっかりしていたし、斎藤氏よりはるかに説得力を持って発信できる人と思えた。
テレビで悪人扱いしていた情報に疑問を抱かせたのは、立花孝志氏(57)の15分程度のYOUTUBEでの動画をみたことから始まる。斎藤氏もテレビでなん時間もインタビューを受けて発言していたのに、こちら側に響いてくる言葉は何もなかった。立花氏は今までのマスコミの発信を15分でひっくり返してみせた。その説明力の差からもわかるように、斎藤氏には自分の意見を正しく説明する力が大きく欠如していると思えた。
いずれにしても、今回の結果は、マスコミの『今までの報道とは異なる流れには沈黙を貫き通す』部分が透けて見えて、ニュースから真偽を判断する場合のいい教訓になった。
