札幌市のほしみ駅のホームに荷物を残したまま20代の男女2人が電車に飛び込み自殺を行った。
7月12日の夕方の事だった。男性は北海道岩見沢市、女性は長崎県長崎市の在住と判明した。
2人の接点は亡くなる1~2週間前にSNSで知り合っていた。駅の映像なども詳しく調べた結果、自ら列車に飛び込んでいた。
荷物と一緒に遺書のような書き置きも残されていた。「さよなら、この世に未練はない」。
20代の若さで、死を選んでしまうのはあまりにもったいないような気もするし、死を選択した時に一緒に死んでくれる人をSNSで見つけてしまうという安易な選択も気になる。とはいえ、もう亡くなってしまっているから、全ては後の祭りになってしまうが。
この自殺に関するニュースに対するコメントで、心にひっかかった書き込みがあったので、紹介したい。
chi*****13時間前
40代半ば、借金抱えて失業して、お先真っ暗な時、死んだら楽になれるかも、と考えた。そんなある日ぼーっと歩いていて信号で止まった時に、交差点の向こうの立体駐車場の上から何かが、正面のちょうど空いていた駐車スペースにゴンッと落ちた。
人だった。動けなかった。叫ぶことさえ出来なかった。駐車場の係の人がワラワラとやってきて、パトカーと救急車が来て。野次馬も少し。
私はその時、「死のうと思っていた自分自身」が目の前に落ちてきたように感じていたのだと思う。今そこで死んでいる人は、自分だったかもしれない、と。生きていればいい事もある、と安易には言えない。けれども死ぬ気になったら、何かできそうな気がして、20年経った今でも生きている。借金は徐々に減っている。
参照:駅のホームに荷物を残したまま、列車にはねられた2人…