怒られたピン子「70いくつで。もっと仕事しろ」 | トリップちゃんねる

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1083年に始まったNHKドラマ「おしん」の脚本家である橋田寿賀子(はしだ・すがこ)のエッセイ「おしんの遺言」を読んだ。ドラマ「おしん」は最高視聴率62.9%をたたき出し、テレビドラマの最高視聴率記録となっている。

まず冒頭で、おしんに込めたメッセージが誤解されていることを書いている。『おしんのしんは”辛抱”のしん』と言われているが、本来自分がドラマに込めたメッセージがまるで理解されていなかったという。

実は「おしん」で描きたかったのは、「日本人はもうこれ以上、経済的に豊にならなくてもいいのでは?」「そろそろ身の丈に合った幸せを考えてみてはどうですか」ということだった。

また、旦那さんは橋田寿賀子と結婚するにあたって、約束をさせた。「僕はね、シナリオライターと結婚したんじゃないから、僕の目の前では絶対に原稿用紙を広げないこと。家事をきちんとして、仕事はその合間にやればいい」

彼女は、「もちろんです」とうなずき、「結婚した以上は夫婦の生活をいちばんにしなければ罰が当たる。この約束を守り切ろう」と思ったという。このように、おもいがけない事実を知って面白い。

但し、エッセイで主張している、ごく当たり前の正論を長々と文章で展開している部分は、退屈だ。やはりエッセイよりはドラマ「おしん」が何よりも面白く田中裕子、小林綾子を始めとする役者陣の健闘もあるが、物語の力というものを改めて感じる。

ところで、おしんと言えば本来は田中裕子なのだろうけど、橋田寿賀子といえば、どうしても泉ピン子の顔が浮かぶ。

18日放送の「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。脚本家の橋田寿賀子とのエピソードを語った。75近くなって泉ピン子はそろそろ引退を考えていて“仕事そろそろ…”って言ったら、怒られたという。

「“生意気言ってんじゃない、若造が”って。“私は90いくつで書いてんの、あんた、70いくつで。もっと仕事しろ”って怒られましたよ」と回顧。「90いくつになって、“まだ書きたいもんがある”って言ってましたからね」とピン子はしみじみと語った。

また、橋田寿賀子の脚本のセリフが長いことは有名。

泉ピン子も、「長いけどねえ、セリフが。“橋田長子さん”って呼んだことある。10何ページざらですよ」と苦笑したとのこと。

参照:泉ピン子 橋田寿賀子さんから「怒られた」過去 「仕事そろそろ…」に