東京都知事選に立候補しているジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)は、今、
週刊文春が記事にした女性スキャンダルで危機にたっている。
本人は「週刊誌などで書かれていることは、一切事実無根」と否定して、弁護
団を通じて抗議と刑事告訴に踏み切ると息巻いているが、記事の内容はかなり
詳細をきわめている。
部分的に誇張されている個所があるのかもしれないが、読んだ限りではすべて
嘘とはいえないだろう。
鳥越俊太郎氏は、テレビのニュース番組でよく顔を見ていて、年齢のわりに見栄
えがよくさわやかなイメージがあり、女性の尻を執拗に追っかけるタイプには見え
なかった。
さらには、1999年に埼玉県のJR桶川駅前で発生した「桶川ストーカー殺人事件」
におけるマスメディアの「単なる男女の痴話げんか」とした報道姿勢に疑問を抱き、
『ザ・スクープ』で独自取材。その結果、警察の虚偽発表と怠慢が次々と明るみ
になり、2001年には、日本記者クラブ賞を受賞する。ぼくには庶民の味方という
イメージが強かったので今回のスキャンダルは驚いた。
彼が「サンデー毎日」の編集長をやっていた1989年、宇野宗佑(うの そうすけ)
首相(当時)の不倫問題をめぐる告発記事を特報し、結果的に退陣に追い込んだ。
当時、タブーとされていた政治家の下半身の醜聞を報じたことで、話題になった
というから、編集長としての力量もあったということだし、このスキャンダルで消え
ていくのは個人的には残念な気がする。
しかし、週刊誌には、鳥越俊太郎氏が女性好きであることをテレビ朝日の関係者
からの証言としてこのような言葉を得ている。
「鳥越さんはとにかく女好き。テレビに出るようになってからは、食事にいっても
TBSのあの女子アナはどうで、テレ朝のあの子はこうで、という話ばかりで、
女子アナのプライベートにまで異常に詳しい。彼女たちの相談にのったりしてい
ましたが、天性の女好きだな、と思いました」
だが、学生たちにとってテレビで活躍する鳥越氏は憧れの存在だった。
マスコミ志望の学生などは、鳥越氏を慕っていたし、彼もよく学生たちの相談に
乗っていたという。
週刊文春が記事にしたそのスキャンダルは14年前の事である。
「別荘で君の誕生日パーティをしよう」当時大学二年生だった女子学生・A子さ
んが声をかけられたのは、2002年夏のこと。
それまで何度か鳥越氏の自宅や別荘を訪れたこともあったA子さんに、鳥越氏
は冗談めかして「何もしないから」とも言っていたという。
鳥越氏の車で向かったのは、富士山麓にある彼の父から譲り受けた別荘だっ
た。別荘につき、お酒で乾杯した頃から本性を現し、「二十歳になって、そんな
に性のことを知らないのか」
鳥越氏は強引にA子にキスをすると、抵抗するA子さんに迫り、こう言い放った。
「大人の恋愛というのはこういうものだよ」
行為は未遂に終わったが、東京に戻る車中でA子さんに「ラブホテルに行こう」
と誘ったという。
その女子学生は、「死にたい」と口にするようになり、当時の恋人に別荘で起きた
ことをすべて話した。それから鳥越氏が大学に来ることはなくなった。
その告白された当時の恋人がA子さんと結婚していた。
A子さんの現在の夫が、「あの男が都知事選に出るときいて、この十年あまり
我慢してきたことが抑えられなくなりました。絶対に許すことはできません」と
語る。そこから、文春の記事は始まっている。
今だに夫と彼女の苦しみは消えておらず、記事は夫のこのような言葉で終わっ
ている。
「妻の苦しみとは比べるべくもありませんが、私もこの十数年、苦しんできました。
あのとき、私たちが言ったことを本当に聞いてくれていれば、出馬なんてできな
いはずです。私がこうして告白したことで、妻はまた苦しむでしょう。それでも、
あの男が都知事になることだけは許せません」
前大阪市長で弁護士の橋下徹氏は「鳥越さん あれだけ報道の自由を叫んで
いたのに自分のことになったらちょっとケツの穴が小さくないか?」「今回の文春
なんてチョロい記事。ちゃんと釈明しなさい」「こんな程度で逃げ回っているよう
では、知事になる資格なし」とテンション高めに批判し、大きな反響を呼んでいる
とのこと。
参照:橋下氏、鳥越氏に「ケツの穴小さくないか?」女性問題報道に説明責任求める
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