「まなざしの長さをはかって」 (原題:La giusta distanza)
2007年 イタリア 監督 カルロ・マッツァクラティ
「まなざしの長さをはかって」というタイトルが詩的でいい。
イタリアの小さな村に代理教師としてやって来た美しい女性。彼女に思いを寄せる
アルジェリア移民の中年男の自動車工、そしてジャーナリスト志望の青年をめぐる
複雑な三角関係のサスペンス風ドラマ。
ヴァレンティーナ・ロドヴィーニ演じる主人公の女優が、ちょっとした表情がぼくに
は滝川クリステルにだぶって見えた。
滝川クリステル系の顔が好きなぼくとしては、満足。スクリーンの中の彼女は、この
映画ポスターより、魅力的。
映画の中に、彼女の家の覗きに夢中になってしまう中年男が一人出てくるが、あんな
に丸見えの家だったら、もっといろんな男が見学に来てしまうのではないだろうか?
それに、丸見えのわりには彼女は無頓着でけっこう色っぽい状態でオープンにして
いる。
イタリアの田舎の家って、今でも映画のようにあんなにオープンな状態なのだろうか?
まだ少年っぽさが抜けない青年が、彼女のパソコンを通して、彼女の生活を知って
いるというシチュエーション、そしてその彼が実は地元新聞の影の記者として、新聞
に寄稿しているというのが面白かった。その事が、単なるエピソードとして終わらずに、
事件の解決につながっていくのがいい。
この映画はストーリーも、出ている女優もいい。ただ少しぼくにはさらりとしすぎて
いて、そこが惜しかった。ネチッこくサスペンスドラマを映画にするブライアン・デ・
パルマあたりに撮りなおしてもらいたい気がする。
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