カウマン地区からてくてく歩いてホテルへ。
と、ここでホテル併設のバティック・ショップがまだ開いていることに気づきました。せっかくだから入っとくかー、とドアを開けてみたら…。
あらやだ、いいじゃないいいじゃない。
写真がないのですが、いかにもプカロンガンなモチーフの手書き、チャップ、コンビナシと揃っていて、それぞれが納得のお値段。
おっちゃんとこで質もお値段もハイレベルなものを散々見倒したあとだったことも手伝って、普通のお値段の「ご当地らしい」バティックにすっかり心奪われてしまい、小一時間居座ってあれもこれもと広げに広げて、2枚お買い上げ。
すっかり夜だ、お腹すいたし明日の切符買いに行かなくちゃー!
一旦部屋に戻って荷物を置いて、すぐに出かけます。
お昼を食べたあとにうろうろしている時に見かけたお店で夕飯を食べることにして、私とHさんはAlun-alunにあるというコンビニへ。
翌日チレボンへ行く列車を、まだ抑えていなかったのです。プカロンガンからチレボンへは、特急で1時間ほど。ソロ・ジョグジャの時みたいにローカル列車が頻発しているだろうと踏んで、「プカロンガン行ってみて何時の列車で移動するか決めよう」と言っていたのですが…誤算でした。
プカロンガンからチレボンへ行く列車は、スラバヤから来るArgo Anggrek Pagiのほかには準急的扱いの列車が3本あるだけだというのです。
しかも、
・9:28-11:29 (Menoreh)
・15:25-17:28 (Tawang Jaya)
・20:56-22:58 (Brantas)
というスケジュール。今回のバティック紀行はどちらかというとチレボンがメイン。かと言って9時半にプカロンガンを出るスケジュールだと、プカロンガンではもう何もできない。15:25発だとチレボン着が遅すぎて、着いたら夕飯食べて寝るだけになりそう…。
むむむ。
インドネシアの長距離特急って、乗る区間の長短に関わらず料金が一緒なんです。スラバヤからジャカルタまで乗っても、プカロンガンからチレボンの1区間だけ乗っても料金一緒。
ちょっともったいないかな、と思ったけど、時間をお金で買うってことで、と納得して結局Argo Anggrek Pagiでチレボンへ向かうことにしました。
で、駅の窓口は夕方で閉まっちゃってるから、ということでコンビニに行ったわけです。
Indo MaretもAlfa Martも、日本でいうところのLoppiみたいな機械があって、それで特急列車を予約できます。
私たちが検索し始めた時点で、翌日のArgo Anggrek Pagiの残席はあと5つ…!
ど、どうしよう。しかも1回の操作で4席までしか取れないという仕様。うをををを、こうしてる間にどこかで誰かが同じ列車の切符を抑えようとしているかもしれぬ…!!
焦りに焦って操作して(IDナンバーとか携帯番号とか入れなきゃいけなくてまどろっこしい)、なんとか5人分のチケットを確保!ふーー。
出てきたレシート的なものをレジに持っていってお会計。
コンビニで買うと、駅で買うより割引になります。しかも「プロモで付いて来るから」とミネラルウォーターを1本もらいました。
あとは当日駅で切符を発券してもらえばOK。
あー、焦った焦った。さ、ご飯にしよう。
またてくてく歩いて、他の3人が先に向かっていたお店へ。
Terrace Bali
The Sidji Hotelを出て右に進み、最初の角(信号有り)を右折して直進したところにあります。
写真が暗いですが、開放的で広い店内。壁がないので蒸し暑いし蚊が多いけど、いい雰囲気です。
切符を取りにコンビニに向かっている最中、ここに先行していた3人のうち1人から電話があったんです。「ビール置いてないって。駅の向こうまでいけば置いてるお店があるみたいだけど…どうする?」なんですってーー!ビールないのか~~。
みなさんご存知だと思いますが、インドネシアは前の商業大臣だかなんだかが「ビールを含むアルコール飲料のコンビニ、スーパーでの小売販売禁止」という天下の愚策をぶち上げて以来、例外措置のとられたバリ島以外では街中でビールが買えなくなってしまったのです。
プカロンガンあたりはジャワの片田舎で華人が少ない土地柄だから、元々置いてないのが当たり前だったのかもしれないけど…。
にしても、なんとまあ。
いや、嫌な予感はしたんですよね。泊まってるホテルにもバーないし、レストランメニュー見てもビールって書いてないから聞いたら「置いてない」って言われたし…。
散々立ちっぱなしで布見たあとだったし、暑いし、ビール飲んでさっぱりしたかったけど、ないもんはない、しょーがない。
Terrace Baliという店名ながら、メニューはばっちりジャワ料理だらけでした。
頼んだのはこちら。
アヤム・バカール。
普通に美味しかったです。
さ、今朝早かったし、明日もあるし、ビールないし、ちゃっちゃと帰って寝よー。