と言っても、鍋にハマってるわけじゃないんです。容器というか、入れ物というか。
きっかけはぬか漬けでした。最近ぬか床を復活させて、日々きゅうりやら茄子やら漬けてるんですが、ウチにあったちょっと大きめのタッパーを使ってるんですね。
大きさ的には問題ないんだけど、せっかくだから末永く使える容器にしたい。「ごちそうさん」に影響されたわけではないけれど、あんな風にぬか床に精が宿るくらい大事に育てたい。甕ってわけにはいかないけど、タッパーだと匂いや色も移るし、長期使用には向かなそう。
というわけで、前々から存在だけは知っていた、野田琺瑯の「ぬか漬け美人」が欲しくなっちゃったわけです。でも、「まっ白ってのもなあ」と思いつつ他のホーロー製品も見てたら、米びつにもいいとか、酸や油に強いとか、余ったおかずを入れて冷蔵庫で保存→温めは直火でOK、というその利便性に今更ながらぐわしと心をつかまれてしまったわけです。
※ちなみに「ぬか漬け美人」は、リサ・ラーソンとのコラボ商品のを買っちまいました。次の一時帰国までお預けですが、今から胸キュンです。だって猫！胴が長めのにやりとした猫…！
日本ではややレトロなイメージのホーロー、インドネシアではカキリマやワルンや一般家庭で、現役ばりばりで使われています。何段にも重なったお弁当箱なんて雑貨的かわいさがあって、使わないけど欲しくなっちゃうたたずまい。4段くらいのそれを、お裁縫道具入れにしている知り合いがいましたっけ。
でも、キッチン雑貨の総本山Toeng Marketに行っても、どうも模様のはっきりした、微妙にレトロじゃない、ただのダサい安物、という感じのものばかり。うーん。
アメリカンカントリー雑貨みたいに、無地の容器にインドネシア語で「Beras」とか「Teh」とか「Kopi」って書いてあったらもうものすごくかわいいと思うんだけどなあ…
こうなったらもう、無地のホーローを買って来て、自分で油性スタンプ台とか使ってリメイクしちゃえばいいんじゃないか、そうかそうか、そうだそうだ、と思いついたのが先週。
で、スラバヤ近辺でホーローがどっさり売ってるところはないか…と検索かけてみたら、なんとなんと、ありました！
見つけてコーフンしてすぐ行って来ちゃいました！思い立ったが吉日！
場所はPandaan。Jl.Taman Dayu、というざっくりした住所だけ分かりました。運転手さんに聞くと、多分ゴルフ場のTaman Dayuに上がって行く道だろう、とのこと。
あの、派手なKFCのあるところですね。
というわけで行ってみました。
派手なKFCのあるところから、Taman Dayuに向かって上がり始めて5分もいかない内に、この看板があります。上がって行くと右側。左側にも看板が出てます。Uターンしてちょっと戻ると、
このゲートがあるので、入って行きます。一見普通の村のようですが、すぐに
このお店が見えてきます。ここから奥へ5、6軒、規模の大小はありますが、ぜーんぶホーロー＆キッチン雑貨屋さん！
もうまるでホーローパラダイスです
あらゆるサイズの鍋！
レトロかわいいトレイたち。
大きめの鍋も山積み。無地ーーー！！これこれ、こういうのを探してたんだー！
ガラス蓋だけのコーナーも。
こちらは別のお店。
ううう、かわいこちゃんたちがたっくさん
しかも素晴らしいのは激安だということ。安いものは数千ルピアから。大きな鍋でもRp.40,000くらいで買えちゃうんです
安さの秘密は近隣に工場があるMaspionなどのメーカーで検品ハネになった商品だから。つまりアウトレットなんですね。でもただただ検品でハネられたものを並べているのではなく、色を塗り直したり補修したりしているのだそう。
買う時によ～く自分でチェックしないといけませんが、お家でリメイクして使うには充分
というわけでこの2点を買ってきました。
左の大きめの寸胴は、米びつとして使います。Rp.40,000でした。油性インクを手に入れたら、BERAS（インドネシア語で「米」）と入れるつもりです
右のは、普通は炊いたお米を入れるもの。Rp.22,000。イカン・バカール屋さんやパダン料理屋さんなんかで、人数分のご飯がこれで出て来たりしますよね。
ウチではにんにくや玉ねぎ、じゃがいもなどの常温保存野菜をまとめて置いておくカゴとして使おうと思います。いやーん、かわいい
できれば塩やお味噌を入れるような小さい容器も欲しかったんですが、丁度いいのは見当たらず。商品は随時入れ替わっているようなので、時々チェックしに行きたいと思います～
