秀麗は、家柄は良いのに貧乏なお嬢様。ある日彩雲国の王、劉輝の教育係として招かれることになった。ある強い想いがあった秀麗は引き受けて・・・という話。
今月最終巻が出たこのシリーズ。全22巻なんですが、恐ろしいことに、これが作者のデビュー作です
信じられない!と叫びたくなるほど、素敵な小説です。
1巻から既に面白いんですが、ここまで好きになったのは13巻くらいから。それまで読んでいて感じていたことが、オセロのようにパタパタとひっくり返っていくようで、ものすごく考えさせられました。そして迎えたエンディング
素晴らしいほどのカタルシス!スッキリ!
ちなみに最終巻を読み終えて直ぐ、思わず書いた「なう」↓
やらかしました…。彩雲国物語の最終巻、途中でやめる気満々に読み始めたのは寝る前のことでした。…やめられるはずがない!涙、涙の最終巻を、結局こんな時間まで読み続け、遂に読み終えてしまいました。何年も続いたシリーズ。この上もなく素晴らしいラストでした。番外編読みたいな~!
午前4:30。妙にハイテンションです(笑)「番外編読みたい」というのは、「あの人は最後の方どうしていたんだろう」とか「あの人はその後どのように生きたんだろう」とか「あの人とあの人は別れたままなの?」とか・・・まだまだ知りたかったことがあり、きっと今後番外編とか外伝とか、そういった形で書いてくれるのではないかという期待です。
1巻はたしか角川文庫として出てますが、もともとライトノベルなので、ひょっとしたら読まず嫌いの方もいるかもしれませんね。実は私もはじめは「ラノベかぁ・・・」と迷っていたのですが、これは本当に読み応えがあって好きです。読んでみてよかった
そう思ったライトノベルは『十二国記』と『デルフィニア戦記』以来。この2つが好きな人はきっとこの本も好きなんじゃないかな~と思います。2つに比べるともうちょっと印象がライトノベルっぽくはありますが。
なにしろ会話文が軽めなのでライトノベルらしい雰囲気なんですが、普段あまりライトノベルを読まない人でも絶対楽しめる。ファンタジーが嫌いな人は無理かもしれませんが・・・。何しろ不思議なこと・物が出てくるので。
けれどこの小説の核はそこではなくて、人間同士の係わり合いというか、いかに生きるかというところにあると思います。みんなが一生懸命生きているなか、特に主人公の秀麗が頑張っていて・・・。
こういう、女の子が時には泣きながらも頑張る小説やマンガが大好き
恋愛や生き方や友情や仕事や成長やファンタジーや政治や家族愛などなど・・・多くの要素が絡み合いながら、ラストに向けてどんどん大きくなりながら走り抜けていくような物語でした。