単行本で出たとき、評判良くて早く読みたかったんです!
いやぁ、面白かった!胸キュンだった!!
電車に乗り合わせた人たちが交流するお話。
それぞれ色んな事情や抱えている問題や想いがあって、偶然同じ電車・車両に乗った人と仲良くなったり、言葉に救われたり。
読後には「なんかいいなぁ」と思わされます。実際にはなかなか声をかけたりしませんが。
それにしても有川浩はストーリーセラーやヒトモドキのときも思いましたが、理不尽で無神経で言葉の通じない人を書くのがとても上手いですね。
阪急電車ではお金はあっても気遣いや想像力の無いおばさん集団が出てくるのですが、本当にこういう人たち居ますよね・・・。それに比べて、元教師で孫を甘やかさないしっかりとしたおばあさん、かっこいいです。こういうシャンとしたお年寄りになりたい!
短編集なので、最初は「短い!」と思いましたが、それぞれ繋がっていてなんだか長編のよう。
前の話の主人公Aを次の話の主人公Bが見てどんな感じか、そしてさらに次の主人公Cは1つ前の主人公Bと話してこんなことを思い…といった感じ。形としては恩田陸の「ドミノ」に少し似ているかも?ドタバタ系ではないので内容は全然違いますが。
しみじみほのぼの胸きゅんします。未読の方は、ぜひ!