男女9人の幼馴染たちの、謎と事件と恋模様を描いた時代小説。

普通と少し違うのは、幽霊が幾人(?)か出てくる所。
主人公宇多が想いを寄せていたのに生きているうちに気持ちを告げられなかった相手、於ふじが幽霊として現れて・・・という話。

幼馴染達は小さい頃はただ一緒に遊んでいればよかったけれど、大人になるとそれぞれの身分や立場や恋心のためそうもいかなくなってしまい、少し疎遠になっていました。お互いの事件や事情によって再び道が交差するも、切ない結果に終わってしまうこともあり・・・。

しみじみ切ない感じの本でした。亡くなる人が多く、畠中恵の本の中では少し珍しい雰囲気でしたが、余韻の残るラストが好きでした。
久しぶりの更新です。読んだ順番通りではないけれど、読み終わった本がいくつかあるので、追々書いていこうと思います。
とりあえず、一番最近読んだ本から。


これ、読むタイミングを間違えました。
お昼を食べそびれて相当おなかがすいているときに読み始めてしまったのです・・・。

何しろこれは、学生の頃からの飲み仲間が集まって、おいしい物を食べお酒を飲みながらしゃべるうちに、毎回一人呼んでいるゲストの、恋愛の秘密や悩みを解き明かしていく・・・という話。

設定としては恩田陸の「木曜組曲」と同じ系統で、登場人物たちが飲食中にしゃべっていくことから、過去の出来事の真相が見えてくる・・・という物。けれど、Rのつく月は恋愛話だからそこまで殺伐としていない感じ。
そして、出てくるのがもう本当食べたくなってしまうのです!カキとかチーズフォンデュとか豚の角煮とか、どちらかというとシンプルなものが多いのですが、ちょうどおなかがすいていたときだったからなのか、とてつもなくおいしそうでした。・・・って、また食いしん坊アピールしてますね(笑)

この本の探偵役は長江高明という登場人物で、彼は頭が良く毎回真相を明らかにしていくのですが、石持浅海の本にはこういう、頭の回転が速いというか一を聞いて十を知るというか、そういう“頭の良い人”がよく出てくる気がします。そしてそういう人は現実には近寄りがたいけれど、小説の登場人物としては大好きなのだと今回自覚しました。
話していることは分かりやすくて(自分は理解していることを人に分かりやすく説明できないひとは”天才”というイメージ)すっきり爽快気分になるし、なんかカッコいい!というミーハーな気持ちで、魅力的だと思ったのです。それもあって石持浅海の本が好きなのかもしれません。
もちろん、登場人物たちの会話によって真相が見えてくる形式の本が多いことが1番の理由ですが。

物語の最後では、探偵役の長江氏が過去の感情と行動を明かされてちょっと動揺したりして、ニヤッと笑って読み終えることうけ合いです。
空腹時を避けて、ぜひ読んでみてください(*^▽^*)
不倫相手に振られて、夜中に公園へと行った主人公は、平安時代(だけど少し違う…)にタイムスリップしてしまう。小袖という女官の体に入り込んでしまったようで、源氏物語のネタを拾いに出歩いていると、謎や事件が…という話。

平安時代の日常生活が印象的でした。「昔の日本は自然が美しさかった」というイメージでしたが、言われてみれば確かに、不衛生ですよね。特にトイレ!
そして、女性は本当に生き辛かっただろうと思います。窮屈というか、思った通りの生き方はなかなかできないし…。作者は女性が「納得できない」「理不尽だ」「間違ってる」と思いがちなことを指摘していて、今はそれでも昔に比べたらずっと楽なんだろうなあと思いました。
源氏物語は国語で勉強して以来全く接点はありませんが、記憶に少し残っているので、思い出しつつ読みました。
源氏物語の裏事情、というような形で事件が描かれているので、「本当にこういう事があって、物語として書くときに今の形に脚色したのかも」と思えてきて楽しかったです。

やっぱり高田郁の時代小説、大好きですキラキラ


この本は、寒天問屋の主人和助が偶然行き会った仇討ちで、父を殺された鶴之輔を救うところから始まります。

ちょうどそのとき和助は、火事で焼けてしまった天満宮再建のために寄進しようと、大金・銀二貫を持っていて、それを使って場を収めたのでした。そして救われた鶴之輔は商人として鍛えられていくのです。


苦労を重ねて貯めたお金・銀二貫を、天神さんをさしおいて鶴之輔のために使ってしまった和助に納得がいかない番頭は、けれど主にその思いをぶつけるわけにもいかないので、鶴之輔に厳しく接します。

そして途中本当に色んな大変なことがあり、迎えたラストシーンはもう感無量です!しみじみうるうるしてしまう感じ。鶴之輔はもちろん、みんな頑張ったなぁ、と感慨深くなりました。


新しい寒天作りの苦労は読み応えがあるし、鶴之輔と真帆との、じれったくすれ違い長い年月をかけた恋は素敵です。


この本を読んでしみじみ思ったのですが、現在の食べ物より、昔の食べ物の方がワイルドで素材そのものの味が強かったんだろうなぁ・・・。寒天とか心太って、スーパーで売っているものは機械で作られていると思うし。手作りだと大量に作れないですもんね。だから同業他社が昔はもっと多かったのでしょう。


そして、火事の悲惨さが現代とは桁違い。木造だし、燃え移りやすいんですよね。消火作業もすべて手作業だし。それでもまた焼け跡を復興してきて、今があるんだと思うと・・・人間ってすごいなぁなんて思ったり。


高田郁の本は、登場人物たちが頑張って前を向いて生きていこうとしていて、素敵ですラブラブ

前回の更新から、少し間があいてしまいました…。

実は里帰りというやつをしていたのですが、そこは今住んでいる所よりも断然田舎。なのですが…。

結構大きな書店ができていて、しかも普段行く書店たちには、今やあまり置いていない本がちらほらとあるのです!!
るんるん抱えてレジへ行く頃には6冊になっていました。
6冊と言うと大したことがないようですが、実に8580円分。毎月本代を11000円くらいに抑えているというのに…!旅先ではなぜか財布の紐が緩みます。
あまりに重たいので自宅に送って貰いました(^_^;)

結局先週は、この6冊を含めて11854円分。既に予算超えてますショック!今月は2万円に到達してしまいそうです。

さて、6冊、一体何を買ったかと言うと…

木下綾乃著「木下綾乃のレターブック」
上橋菜穂子著「精霊の木」
「英語でめぐる世界の美術館」
エディシォン・ドゥ・パリ編「パリジェンヌのノートのつくり方」
岸恵子訳「パリのおばあさんの物語」
8月1日号BRUTUS「ブルータスのスタジオジブリ特集」

どれも、「ほしいな~。でも取り寄せてもらうのもな~。今すぐ読みたいわけでもないしな~。でもやっぱりほしいな~」と思っていた物。そういう本、まだまだあるのですが、とりあえず優先順位の高い物から6冊選んだのです。
銀二貫もこころげそうも読み終わり、今からじわじわと届いた本を読んでいきます。
さらに、届いた本とは別に今日また複数冊買ってしまいましたし…。我慢がきかなくなっていますガーン
また順次感想書いていきます(^w^)