もし自分に責任が持てないのなら、人生を思い通りにすることは難しいでしょう。
人は国、地域、年代、親をも自ら選んで生まれてくると言われています。
まず大前提で言えることは、人は自分で選び決意したことには責任を持ち、そしてその結果を自ら受けるということです。
人は自分に起こる問題を、とかく人のせいにするのが得意です。
でも、残念ながらどんな言い訳をしようが、自分に起こるほぼすべての問題は、自分に責任があるのです。
子供であっても例外ではありません。
何の理由もなく学校へ行きたくないと言う子供に対し、連絡帳に「子供が病気で熱が出ているので休ませます」と書く親がいるかも知れません。
でも、子供が自分の選択で行かないと決めたのなら、親が嘘を付いてまで子供の責任を負うべきではありません。(ここではいじめ問題が無いことを仮定しています)
「サボりたいと言っているので休ませます」と書くべきです。
それを見た子供は、ふくれると思いますが、自分が決めたことなのだから、その結果は潔く自分で引き受けることを教えるべきです。
また、子供は薄着のまま外に遊びに行きたがるものです。
もし、母親が「そんな薄着で外に行ったら風邪引くわよ!」などと強い口調で言おうものなら、たぶん子供はその言葉の影響で風邪を引くでしょう。
こんな場合は、子供の責任を尊重して、こう言えばよいのです。
「外に出て寒くなかったらそれでいいけど、もし寒かったら服を取りに戻っていらっしゃい」。
こう言うと、たぶん子供の反応は、「風邪引くわよ!」といった場合と全く違うものになるでしょう。
もし子供が寒くないと判断して遊ぶなら、風邪の事なんて全然頭にないので、風邪引くことはないでしょう。
もし寒いと感じたら、たぶん戻ってきて服をさらに着るでしょう。
頭ごなしに言う前に、責任ということを教えていくべきです。
最近の芸能ニュースで賑わした、高畑裕太事件に対する高畑親子の関係。
本当に子供がかわいいと思うなら、小さい頃から責任をもたせることが必要だったのではないでしょうか。
人のせいにする人生は、本当は不幸なことです。
なぜなら、いつも誰かのせいで自分の人生がうまくいかないのですから。
自分に責任を持つということは、裏を返せば自分の人生を自分の思い通りに出来るということなのです。
なので、もし自分は責任の取れない人間だと思っているのなら、思い通りのことは出来なくても、責任の無い立場の仕事を選べばよいのです。
「誰かのせい」から「自分の責任」へ、思い通りの人生に変える!