ドイツの味、ポテトサラダ | かけはし

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日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

最近は我が家はどうも、客人が多くて、お昼も夜も家族以外の誰かがいることが多い。

それは、最近我が社でやっとバスが入るガレージを借りたからです。わたしはまだ一回しか行ったことないんですが。


規模を縮小しようと思っているのは、わたしだけかもしれない。もう一度夫と話さないと。どっちにしても今までは全ての車両を野晒しにしていたので、これは借りて良かったんですが。


夫は大喜びで、あれこれと買い込んでは、設備を整えているので、そのお手伝いに毎日誰か来る。で、ご飯は我が家です。わたしがいない時は何かパン屋か肉屋で適当に買って食べているらしいです。最も頻繁に食べているだろうと思われるのはミートローフ的なものを挟んだ丸パン、LKW(Leberkäse Wecken )。トラックもLKWと言いますが(Lastkraftwagen の略)、南ドイツでは丸パン(Brötchen)のことをWeckenとも言うので、ちょうどトラックと同じ略称です。わたしのカタギのお友達はお肉を挟んだ丸パンのことをLKWなんて言わないので、もしかしたらこれは大型車両関係の人だけ使う略称かもしれない。


しかしわたしが在宅の時は、当然ご飯は我が家です。来るか来ないかわからないので、量の調節ができて、残っても次の日に回せるものを工夫しますが、良く作る付け合わせはポテトサラダ。何度か日記に書いていますが、最近我ながらかなり美味しいレシピを見つけました。

南ドイツ風のポテトサラダは、

⚪︎ ポテト以外の具は入れない。入れたとしてもきゅうりぐらい。

⚪︎ じゃがいものかたちは残っていなければならない。

⚪︎ ソースは目で見えるほど多くなくてはいけない。


日本で良く出される人参だのりんごだのハムだのが入っている色鮮やかな一品はドイツのレストランではまず出てきませんね。マヨネーズもまず使用しない。北の方では使うこともありますが。

じゃがいもも、薄く切った形が残っていなければならず、日本で良くやる「じゃがいもが熱いうちに下味のソースをまわしかけて潰して味を染み込ませる」というプロセスを行った場合は、「ああ、間違った種類のじゃがいもを買っちゃったのね」、と思われること間違いなしです。

南ドイツの人は、ソース的なものを大量に使用する傾向があり、じゃがいもサラダも「喉の滑りが良いような」びちゃびちゃの方が好まれるようです。


最近のわたしのレシピ

⚪︎ じゃがいも(日本だとメークイーンのようなねっとりと茹で上がる種類、ドイツならFestkochendeと書いてあるもの)を皮のまま柔らかく茹でる。

⚪︎ 熱いうちに皮を剥いて冷ましておく。わたしは完全に冷まします。



⚪︎ 玉ねぎを微塵に切って、サラダオイルで透き通る手前ぐらいまでちょっと炒めてそこにコンソメスープを注いで沸騰させておく。これが味のベースになります。スープはそのまま飲んで美味しいぐらいの味付け。わたしはコンソメキューブやパウダーを使用。



⚪︎ 冷めたじゃがいもをなるべく薄く切ります。それをボールに入れて、玉ねぎ入りスープとサラダオイル、安いシンプルなただのお酢で味付け。油と酢の割合は3:1ぐらい。このお酢も、スーパーの棚で一番安い、単なるお酢が一番良い。決してオリーブオイルとかバルサミコは使ってはいけません。

塩で味を整える。混ぜてみて、汁気が足りないようだったら水を足して調整。普通は胡椒も入れます。わたしは胡椒は滅多に使わないので入れないことも多いけど。

⚪︎ ソースを混ぜたら、しばらく置いて味をなじませる。

⚪︎ 供する前にもう一度味見、調整して水気も見て、乾き気味だったらまた水を足す。上にパセリかネギを散らしたければやっても良いけど、何もないのが保守的南ドイツポテトサラダ。


出来上がり。

これは義母が作っていたポテトサラダに似ています。飾り気はないけど、万人受けする普通のポテトサラダ。


簡単だけど、時間はかかりますね。だから「今日はポテトサラダ」と思ったら、朝から芋を茹でて、皮を剥くまではやっておきます。


お試しを。


さんぼ