束の間の本業に戻れた日々が終わり、また路線バス運転手としての日々が戻ってきました。色々と反省点はあれど、本領発揮できた日々でしたが、終わってしまいました。
長々と日記を書いた受難劇が開催されているオーバーアマガウですが、わたしは今度は、バス運転手として、二週間ぐらい前に目眩く想いをした場所を通っています。立場が違うと風景も全く違うように見えるもんですねえ。
運転席から見るオーバーアマガウは、楽しそうな旅行者でいっぱいで、快適な滞在をしたホテルの前も通りましたが、とても豪華で手の届かない世界のように見えた。わたしがちょっと前、あの中にいたなんて信じられない。
あの時は朝も昼も美味しいご飯をいただき、可愛らしいお店をちょっと覗いてみたり、カフェに入ってくつろいだりしたのに、今日は朝から母として子供の誕生日のケーキを焼き、焼き上がるや否やバスに飛び乗り、オーバーアマガウ近郊を走っているバスの調子が悪いので、取り替えるために遠路はるばる持って行きました。で、帰りは調子悪いバスをだましだまし走らせなんとか家の近くの修理工場に持っていった。朝から何もたべる暇がなく、空腹のままだったし、何よりもトイレに行きたいのに、一回止まったらもうエンジンがかからないんじゃ無いかという恐れで、トイレも我慢して走り抜いた。数週間前と何たる違い。
そして帰宅するや否や着替えもせず、息を荒げながら仕上げたケーキ。
なんとかおやつの時間に間に合った。
お誕生日ケーキはいつもこれをリクエストする次女。今回は三段重ねにしたけど、これは断然二段の方が好きでした。三段にするとクリームが大量になりすぎて、わたしは無理。スポンジが多めの方が好きだな。そしてスポンジもさくらんぼもやや甘めの方が好きだとわかった。
今週中に黒い森に行って、新しい路線を覚えなきゃ。一回だけ夫と一緒に走ってみたけれど、記憶力が悪く、方向感覚が無いので、あと数回は誰かと乗らないと、とてもお客を乗せられない。と言っても最後の手段はお客さんに道案内を請うんだけど。ああこれも日本でやったら謝罪案件だな。
でもあと数日で絶対にわたしが一人で担当しないとほかに人がいないことはわかっているので、何がなんでも停留所の場所を頭に叩き込まなくちゃ。
面白かったのが、この前訓練で走ったんだけど、学校の前の停留所では、前に担当していた路線に乗る子供たちが、バスに表示してある路線番号も見ずに、わたしの顔だけをみて乗り込んでくるんですね。今は違う路線なのに。だからいちいち、このバスは〇〇行きで、君たちは別のバスに乗るんだよ、と言わないといけないし、出発前に改めてもう一度行き先を言わないといけない。慌てて降りる子供もいるもんね。
東洋系の女運転手は珍しいので記憶に残るんだろうな。
さんぼ
