長女のことを書いたなら、次女についても思い出さないといけない。
彼女ももちろん大学コースでなくて、就職コースです。次女には小さい頃から散々悩まされました。
一時はよたったヤンキーになり、タバコは吸うわ、入れ墨は入れるわで、目を覆うばかりでしたね。タバコについては、彼女はわたしがタバコを吸うのを忌み嫌っていたので、反面教師で手を出さないと思っていたけど、やっぱりやりました。
ただわたしも夫もなにも言わなかったですけどね。次女は自分がその気になったことは粘り強く続ける根気があるし、根は素直な善人だとわかっていましたので。
さて、彼女はいまは見かけだけ派手なカタギになり、真面目に毎日職業訓練か職業学校に行っており、職業学校では、かなり良い成績を取っていて、「わたし、学校の算数はさっぱりわからなかったけど、おカネの勘定はうまいんだと思うわ」とか言っています。
2021年の二十歳のお誕生日ケーキ。忙しかったがなんとか作れた。
前の日記にもすでに書きましたが、彼女にかかったお金は、音楽学校ですね。バイオリンを習っており、楽器も買ったので。
あと、これは彼女の責任ではないですが、彼女の眼鏡はとても高価なものです。
そうそう、次女は、学校のお勉強がどうしようもなかったので、ドイツではあまり聞かない小グループでの塾に行って勉強しました。これは週に二回、90分の授業で、一ヶ月130ユーロぐらいだったか?本人のやる気が無いのでさして役にも立たなかったけれど、わたしの精神安定剤にはなりましたね。「なにかやっている」という安心感ね。それは単なる気のせいなんですけどね。
もうこれだけでも、長女よりも多くのお札が彼女のために飛んでいったことがわかります。
あとは歯の矯正。これもまとまった額の支出になります。
あと自動車学校の費用。これは次女は最短で取れたので、長女よりもずっと安く済みましたね。長女はビビリで、実技試験を何度か受けたので高くなった。
次女は、判断が早く、最初から安心感のある運転スタイルでした。
彼女用の車は買いませんでした。長女のために買った車があるのでそれを使っています。
あと、彼女は我が家から車で20分ぐらいの街で職業訓練を受けているので、自宅通勤です。彼女がもらっている手当は手取りでおよそ650ユーロぐらいと思います。長女の場合より少ない額ですね。しかし彼女は自宅通勤なので、家賃も生活費もいらない。
このあたりをどうするか夫と話し合いましたが、夫なんて次女には大甘なので、「まさか君は、自分の娘から家賃を徴収するつもりなのか?」と思いもかけないセリフが出てきたために、軽い口論もしたんですけどね。わたしは当然住居、食事諸々に対して払わせるつもりでしたから。
折衷案として、子ども手当の振込口座は夫の口座にしておく。それが彼女の生活費の一部になる。彼女が休みの日は、車両の清掃などを手伝う、ドライバーの送迎なども手伝う。
以上のお手伝いをすることで、生活費をチャラにしようということになりました。わたしは現金を払わせたほうが良いと思ったんですけどね。
今の所、ちゃんとやっていますよ。ドライバーの送迎なんて、朝の三時とか夜の10時とか、ありがたくない時間帯の場合も多いですが、文句も言わずにやっています。
ヤンキー時代。これ日本ですよ。こんなもの着て、よくも公道を歩けるもんだと思うけど。この時はわたしの母とお出かけで、母にこの服についてどう思うか後で聞いたところ「とても似合ってて可愛いじゃないの」と言うことで、わたしには厳しかった母も、遂に孫娘には骨抜きにされてしまったことが伺えます。
どうも観察したところ、次女は長女よりもお金に対して締まり屋のようです。職業訓練を始めてすぐ、定期預金などもはじめ、仕事に行くときも、コーヒーはポットに入れて、家にあるなにかをお弁当に持っていき、現金を一切持たずに手ぶらで仕事に行っています。万が一のために車に小銭が少し入っているらしいです。
また、家を出て独立することを楽しみにしており、折を見ては鍋釜の類、調理器具、食器などを買い揃えています。邪魔でしょうがない。
しかし、長女には考えてみればこういった家財道具は最初に家を出たときに、揃えてあげましたので、次女は自分で購入しているので、家にいて、家賃が必要ないと言っても、平均すれば子どもたちにかかったお金はだいたい同じくらいと思っても良いかもしれない。
ところで書きながら思い出したんですが、子どもたちにかかったお金に入れていいと思うんですが、毎年子供二人連れで日本へ帰省した費用。これを忘れてはいけない。勇気を出して計算してみようと思う。
一回の帰省で、飛行機代や滞在費で毎回およそ3500から4000ユーロ程度が子どもたちの分としてかかったと思う。赤ちゃんや幼児のときはそんなにかからないので、15回行ったと考えて、6万ユーロ??いや、ショックが大きすぎるので3000ユーロだったとして考えよう。それでも4万5千ユーロ。日本円で700万とか800万円かかったわけですよ。この精神的な打撃を受けるだけの計算は、前にもやったことがありますが、本当にあらためて夫に感謝ですね。結婚前にわたしの父と約束したとは言え、経済的に苦しい年もあったのに、子どもたちとの日本帰省に関しては彼は不満めいたことを言ったことがない。
いや、教育費についてはうちは殆どかからなかったと言っていいが、里帰りを含めた子供費として考えたら、かなり多額の支出をしてきたということが、わかりました。
姪の結婚式にて。自慢の娘たちです。
クリスマス、年末は家族全員久しぶりに集まりましたが、また近々わたしの誕生日にも全員集合の予定です。還暦の誕生日なのでね。
娘達を前に座らせて、ワインでも飲みながら彼女らを眺め、今までの彼女たちと一緒の生活のことを思い出してみようと思う。職業訓練がおわったら、きっと次女も出ていくだろうし、そうすると、老夫婦二人だけの生活になるんだ。なんか、信じられない。もう人生も終盤なんだな。
さんぼ



