その頃わたしが住んでいた東京の下町は、商店街にお惣菜屋さんがあって、わたしの望むおかずが色々と取り揃えてありました。ご飯ものも、お赤飯、おこわ、かしわ飯のおにぎりとか。もしもわたしがあの場所に今も住んでいて、家庭を持ち、台所を預かっていたとしたら、わたし、料理は苦にならない方ですが、日参したと思います。
また、その頃からだんだんあちこちに出店し始めたお弁当屋さん、お持ち帰りのお寿司屋さんなど。本当に日本は便利です。今はそれにコンビニエンスストアもお惣菜やお弁当はかなり充実していますから、ますます選び放題、必ず希望に合致する食物がすぐに手に入る。これって、パラダイスですよ。
さて今日もわたしと夫は朝からバスの調整整備、お掃除で、協力して働きました。そして近づくお昼時。こう言う場合は、ごく当然のようにわたしが一足先に帰宅してご飯の用意します。どっちにしてもその時点でやっていたバス関係の仕事は、電気関係の調整で、わたしはそんなのさっぱりわかりませんので、役立たずは帰宅して、ご飯つくりです。
こんなときにお弁当チェーンがここにあればなあ、と激しく夢想するんです。
さて、与えられた時間は45分。頭の中で手順を考え、まずは冷蔵庫から肉を取り出し、室温に戻すべく包みをひろげておきます。今日のメインはステーキです。因みにステーキこそ、時短で手軽でまず失敗なく出来上がり、おご馳走感もある便利なメニューと思っています。
次は時間のかかる付け合わせのじゃがいも。これは茹でて、オリーブオイルとローズマリーで炒めるつもり。
矢継ぎ早に、人参とブロッコリーを細かく切って茹でて、緩いチーズクリームソースと和えます。これも付け合わせ。
サラダ用のレタスとトマトもサラダボールに放り込んだら、後はステーキを焼くだけ。
洗って切っただけのお野菜。わたしは結婚して三十年近く、サラダドレッシングは自分で作っていました。わたしのドレッシングは美味しいと思いますよ。ところがつい数週間前に、夫がわたしの留守中に、出来合いの瓶に入ったドレッシングを買ってきて、お気に入りになっちゃって「僕はこのソースならば野菜も食べる」とか言うもんだから、それ以来、店売りのサラダドレッシング。ドレッシングを手作りしない場合、サラダなんて料理の範疇に入らないと思うんですけどね。いよいよサラダ作りに興味が無くなった。
この献立で、ちょうど45分ぐらいで出来上がりです。和食の献立を45分で作るのは結構大変なんじゃないかなあ。こんなステーキとじゃがいものメニューは本当にお手軽です。忙しい時のお助けメニューと言っても良い。
それからこの調理中に夜のデザートまで作る余裕がありました。子供でもできるデザート、トゥッティフルッティ。
なんのことはない、ビスケットの上にロゼワインをふりかけ、さくらんぼとバナナを乗せ、市販のプディングの素を使ったバニラプディングをかけて、上にもう一回ビスケットと果物とプリンの層を作る。冷蔵庫で冷やして出来上がり。
さんぼ



