自転車と同じかも | かけはし

かけはし

日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

12月23日に実技試験に合格して、1月中旬から運転を始めたバス。初めてお客さんを乗せたのは1月下旬かな。独り立ちしたのは3月で、急遽日本へ里帰りするまでは、バスのハンドルを握らない週は無かった。
ところが今回16日間、全く走らなかったわけです。はじめての長いインターバル。仕事を再開した時は、かなり不安だったんですよ。全部忘れちゃっていたらどうしようかって。
何しろバスはわたしの座る位置よりも後ろに前輪があり、その10mぐらい後ろに後輪があるので、その感覚を掴むのは一筋縄では行かないのですよ。車両の旋回軌道というか回転半径を体で覚えるのは、一番難しくて、最も大切なんです。でないと角を曲がれません。

スパルタの夫は、日本から帰ってきて直ぐに、ある国鉄工事路線を担当させやがったんです。バスのハンドル握るのは三週間以上ぶりです。たった一人だし、ものすごく緊張しました。

でも幸いなことに、驚いたことに、全く忘れていなかった。すぐに感覚を掴めました。
自転車なんか、一度乗れるようになると決して忘れないでしょう?あんな感じなのかもしれない。
当然車両によって、旋回軌道が違うので、車が変わったら多少慣れる時間が必要だけど。

大愛用の釣りベスト。これは新調したメッシュを用いた夏用。ポケットいっぱいで便利ですよ。バック持たなくて良い。

しかし、週末も、わかる人はわかるだろうレゴランドのある街と、慣れ親しんだ世界一高いゴシック式の教会の塔がある街を何度も往復しましたが、まさかここをバスで走ることがあるなんて夢にも思ってなかったし、高い運転席から見る街は、なんだか違って見えました。
週末で天気も良く、コロナ関係の規制もほとんど無くなって、レストランやカフェのテラス席もいっぱいで、青空マーケットも人がいっぱい。色とりどりの新鮮な果物や野菜が並んでいます。
そんな幸せそうな人々を見ながら、よく知っている街を走るのはわたしにとっても格別の気分でした。

ああこれで、早く完全に元の世界に戻れれば良いんだけど。

さんぼ