世界中で待ち望まれているコロナのワクチンですが、いくつかの製薬会社、研究所ではかなり開発が進んでいるそうです。
https://www.tagesschau.de/inland/corona-impfstoffe-101.html
先日のニュースで、ワクチン開発の進捗状況が説明されていました。
世界中でおよそ180の機関でコロナワクチンの開発プロジェクトが進行していて、そのうちの35機関で既にテスト段階に入っているとのことです。安全性、有効性などのテストです。
記事によれば、ドイツのマインツにある製薬会社BiontechがアメリカのPfizer、中国のFosunと協力して大規模な試験にも取り掛かっているとのことです。試験は3万人から4万人の治験者の協力を得て行われるそうです。
もしもこの治験結果が満足の行くものだったら、10月には承認の申請をする予定とのこと。
スウェーデンと英国の製薬会社が合併してできたAstra Zenecaはオックスフォード大学の協力も得て、コロナワクチン開発において先陣を切っていたと思うんですが、9月はじめに治験者に健康上の問題が生じたとして、安全策をとって治験をいったん中止にしています。でも、この勇気ある実験中断の判断は、かなり良い評価を得てます。薬剤の開発において、治験の中断は一般的で、それはネガティブなことではないそうです。また、それで開発競争に後れをとったということにはならない。急いで適当なものを完成させるよりも、安全で確実で有効なものを求めているのですから。Astra Zenecaのワクチンも非常に有望視されている一つとのことです。
それにひきかえ(と言うのも失礼だけど)、ロシアで開発中のワクチンはその不透明さと有効性と安全性の不確かさで、懐疑的な目で見られているようです。遂に各国からの有名な研究者が連名でロシアに対して公開書簡を書いて、その不透明で、正確さに欠けるとしか思えないデーターについて、問い合わせ、疑問の解明を求めています。
中国は独自路線を走っているようで、4つの会社がもう既に最終臨床段階とのことです。一つの会社のワクチンは6月には早々に中国軍での使用が承認されたそうですし、もう一つの会社はブラジルやインドネシアで大規模な臨床試験が行われていて、年内の承認を目指しているとのこと。わたしは、どれだけ信頼性のあるワクチンかは疑わしいと思っていますが。
アメリカでも多くの会社がワクチン開発競争を行っていて、Moderna社は7月末から3万人にテストを行っています。有名なJohnson&JohnsonグループのJanssen社はもう最終の臨床試験段階に入っていて、6万人を対象の治験を10月上旬から計画していて、もしそれが成功したら2021年には10億回分のワクチンを製造するそうです。
ところでワクチンといえば、ドイツでは毎年インフルエンザの予防接種は任意で行うことが出来ます。持病などがある場合は、保険会社によってはその費用は支払われるはずです。
わたしはまだインフルエンザの予防接種は受けたことありません。インフルエンザは、いろいろな型があり、どのタイプが流行るかを予測して、そのタイプのワクチンを接種する(とわたしは理解している)のですが、そんなあてにならないものに、わざわざ時間を作って診療所に出向いて接種するのは時間の無駄と思っているからです。でもそれはわたしの意見であって、そうでない人のほうが圧倒的に多いと思います。
わたしはドイツに来ておよそ30年になりますが、寝込むほどの風邪をひいたのは一回だけです。今にして思えば、あれがインフルエンザだったのではないかとも思うのですが、家にいた家族は移らず、寝込むと言っても、自分が食べたいお粥などは作ることが出来ました。インフルエンザだったのか違ったのか今でもわからないのは、その時病院に行っていないからです。野生のカンで、寝てれば治る程度、と思ったんだと思います。あと、病院に行くのにも予約をとり、予約時間に行っても長時間待つのが当たり前ですから、そんなことをするよりも暖かいお茶と痛み止めでも飲んで寝ていたほうがマシと思ったんです。その程度の症状は、やはりインフルエンザではなかったのかなあ。
全く話は違う方向に行っていますが、わたしは、そもそも病院に行くということがとても少ない。数年に一回の婦人科検診、年に出来れば一回内科の検診に行こうとは思っていますが、内科に関しては三年に二回ぐらいになっちゃってるし。一番行くのは歯医者です。一番嫌いな場所ですが。歯医者は結構頻繁に行きます。あと眼科。
かなり多額の健康保険金を毎月払っているので、なんか割に合わないなあ、と邪悪なことを思うこともありますが、これはお互いに助け合うためでもあるし、忘れてはいけない、そもそもわたしは一回心臓のちょっと大掛かりな治療のために、大学病院に入院して、その際に、身に余る適切で最新の治療をしてもらったんだった。そのとき、きっと多額な治療費を保険会社から払ってもらっているでしょう。ありがとうございます。
コロナのワクチンで、素人のわたしにはさっぱりわからないことは、まだこのウィルスの正体は完全に解明されていない段階で、どうやって有効で安全なワクチンが作ることが出来るのだろうかということ。生ワクチンだったらウィルスから作りますから、別に正体が完全にわからなくても、(材料がそこにあるんだから)なんとかなるのかもしれないけど。でも、完全に正体がわかっていないと言うことは、そこにどんな危険性が隠されているかもわからないので、今回の場合はあまりにも手探りの状態だから生ワクチンではないだろうなあ。
でも不活性化ワクチンとすれば、そのウイルスの特徴的な一部の病原体のレプリカのようなものから作るから、オールマイティではないし、不活性ワクチンでは免疫獲得しても、ある一定の期間しか持たないんじゃなかったか。
開発する研究者の方々、立ち向かう敵の正体もイマイチわかっていない状態で、開発せざるを得ない現状、日夜努力してくださっていると思います。本当にありがたい。そう言えばわたしの姪っ子も、医学博士でスイスのどこかの製薬会社で研究しているんだった。案外彼女もコロナに立ち向かっているかもしれない。
で、一般人として気になるのは、ワクチン接種が義務になるかどうか。
わたしは義務になるのは反対ですね。わたしは接種したくないからです。わたしなりに自分の健康に留意しており、そんなばたばた作られたものを体に入れたくない、というのが大きな理由。わたし自身はもう還暦も近い初老だから、どうでもいいと言えばどうでもいいんですけどね。義務になったとしたら「長いものには巻かれろ」の気持ちだけで接種するでしょう。でもわたしが小さな子供を持つ立場だったら、そう簡単には決められませんね。
本当に厄介なことになったものです。
さんぼ
