今日もお友達と待ち合わせて、お昼ご飯を食べに行きました。
夜はしっかり食べる予定だったので、ここは簡単にパニーニにしようというお友達の意見でしたが、わたしは何しろドイツから来ているもので、ドイツでのパニーニと言えば、ボリュームばかりある味気ないフォッカッチャとドイツ人が称する、オリーブオイルの味などどこを探してもない白パンに、かさかさのハムと、葉っぱとチーズが挟んであるようなものしか知らなかったので、警戒心はあったのですが、何しろ彼女は現地在住で、美味しいものが好きな女性だとわかっていたので、ここは彼女に任せて行ってみました。それに今日の夜は、彼女との今回のミラノ滞在の「最後の晩餐」ですからね。ちゃんと計画的に夜ご飯の時にちょうどおなかが空くようにしなくては。だから、お昼は軽食のほうが都合がいい。
大聖堂のあたりから徒歩で午後に見学を予定している「最後の晩餐」のある教会への移動途中にそのパニーニやさんはありました。
美味しかったパニーニ屋さん
De Santis
Corso Magenta 9 20123 Milano
すごく小さいお店ですが、入ると木製の長いショウウインドウがあり、そこにずらりと具が並べてあります。
たぶん自由に好きな組み合わせもできると思うのですが、既に決められた具の組み合わせのメニューも数えきれないぐらいの種類があって、そのほとんどに人の名前が付けられているのが面白かった。
あまりにも選択肢がありすぎて、とても選びきれないと思ったので、わたしは夫の名前のパニーニを注文しました。それと白ワイン。それはAlfredoと言う組み合わせで、Bresaolaと言うハムとチーズとレモンペッパーの組み合わせ。選択肢の多さに途方に暮れて適当に選んだにしてはすごくいい味でした。
意外だったのは、パンがカサカサなこと。なんと言うか、前の日に焼いたような口当たりなんですよ。でも、香ばしさはあり(だから新鮮なパンです、そういう焼き方をしているんだと思う)、上から垂らした香り高いオリーブオイルとのコンビネーションはばっちりで、胃にもたれず、軽く食べることができました。
白ワインとともに、ご機嫌なわたし。
このお店もものすごく小さく、ラッキーにもすぐ座ることができましたが、ここは相当タイミングが良くないと、すぐに座っていただくのは難しい場所かもしれません。ただ、長居する人は皆無ですから、回転はすごくいいと思います。
パニーニの美味しさに開眼する思いでした。
そして、「最後の晩餐」の予約時間には少し時間があったので、お友達と食後のコーヒーとおやつのために、お菓子屋さんに入りました。食後のエスプレッソをわたしはいただいたのですが、お友達は、オルゾと言う、焦がし大麦の飲み物を飲んでいました。これは戦時中にコーヒーの代用としていたとわたしの義母から聞いたことのある飲み物に違いないのですが、最近は、コーヒーのカフェインを避けるために、オルゾを愛飲する人はイタリアでは増えてきたそうです。コーヒーと味は似ているらしいんですが、わたしは試す勇気がありませんでした。と言うか、好奇心はあったけど、試す必要性を感じなかった。
コーヒーとともに、小さなお菓子もいただきました。これはドイツにはほとんどないんですが、イタリアのケーキ屋さんって、多くの場合、ミニサイズのお菓子も豊富に取り揃えられている印象があります。これは本当に良い。しかも、ドイツではあまり目にしないけれど、わたしは大好きなカスタード系が豊富。例えば小さなプチシュークリームとかエクレアにコーヒーカスタードクリームとかピスタチオクリームとかが詰めてあったり、レモン系も多いな。このサイズだったら、食計画にあまり大きな影響を及ぼさずに好きなものが食べられます。本当にいい。これがドイツだったら、プチケーキがおいてあるところはほとんどないので、ケーキが食べたければノーマルサイズを頼むしかなく、そのノーマルサイズは一般日本人にとってはアブノーマルなんだから、ケーキなんて気軽に注文できません。
ここは、お友達にご馳走になったので、支払いなんかは見ていただけなんですが、確かカウンターでケーキと飲み物を注文して、レジで支払い、席に座っていると、コーヒーなどはウエイトレスさんが持ってきてくれた覚えがあります。なんかお店によって、注文取りにだれかやってくるのか、カウンターで頼むのかが違うようなので、ヨーロッパに慣れているわたしさえ、ちょっと他人の様子を観察しなくてはならない場面がイタリアでは結構ありますね。まあ、聞けばいいことではありますけど。
美味しいパニーニに続き、ちょっと甘いものも食べて、さらに元気いっぱいになったわたしは、以前の日記に書いた日本語の上手なご主人のいる文房具屋さんでお買い物の後、いよいよレオナルド・ダヴィンチの「最後の晩餐」を見学となりました。
さんぼ

