同じようなタイトルは、ここ数日あちこちで見ますよね。「極寒のローマ」とか「雪のポンペイ」とかね。
今日の早朝の気温は、-12℃でした。昨日は-14℃。日中だって、ずっと零下でしたよ。太陽はさんさんと照っているのに気温は零下。これって、シュールですよ。
助かるのは、路面はほとんど乾燥していること。ほとんどの道路は既にすっかり除雪され、乾いているので運転には支障ありません。ただし、除雪を行ってない場所は、残った雪が只今カリカリに凍り、ちょっと溶けた部分がアイスバーン状態になっているので、雪が残っている部分を歩いたり運転する場合は注意です。
わたしは数日前に、除雪をしていない駐車場から車を出そうと思ったら、前にも後ろにも進めなくなり、公道の真ん中で立ち往生しました。屈強な男性が二人親切にも出てきてくれて、押してくれたので何とかなりましたが、もし深夜で、わたし一人だったら、かなり困ったでしょうね。
このマイナスの気温の中、わたしは運が悪いことに、ほとんど毎日早朝(というか深夜)のドイツ人の空港トランスファーとか、バスツアーの客の小型バスでのシャトルの仕事が続き、朝の2時とか3時とかに出発する日々が続いているんですが、玄関を出たとたんに、顔中に針が刺さったような痛みを伴う冷気で、脳の芯まで覚醒するような思いです。ほんと、辛い。でも、寒いけれども路面が凍結していないので、運転に支障が無いことが心から有難い。これで凍結していたら、神経もボロボロにやられるところでした。
ところで、昨日、早朝トランスファーから帰ってきたら、夫が(前の日にロンドンから帰って来てたんですが)、わたしにSOSの電話をかけてきまして、なにかと思ったら、バスのすべての部品が凍り付いて、メインのドアは何とか開けたが、その他のトランクルーム、電気系統の装置が入っているコンソールとか、ぜーんぶ開かなくなっており、何とか溶かして開けねばならないので、我が家から考えられる限りの「暖めグッズ」を探してバスまで持ってきてほしいとのこと。
そんなこと言われたって。熱湯?とか?
5分間の熟考の末、わたしはポータブル電気ストーブ、日本からの使い捨てカイロを大量にバスまで持参しました。
使い捨てカイロは、手で持っていないと暖かさが持続しないという不便はありましたが、たとえば鍵穴を溶かすという部分で、威力を発揮しました。ポータブル電気ストーブは、バスの中のパイプを溶かすのに使いました。バスの中にはトイレ、台所をはじめ、大量の水を使用するために、大型タンクが備え付けられており、パイプの水、トイレの部分は溶かさないと、今後大変なことになります。我らはパイプが一堂に会しているエリアにストーブを二台置き、暖めました。何かあると大変なので、わたしは外で、じーっと立って見てましたよ。零下10℃だったかな。
全てOKの状態にするのに、3時間ぐらいかかりました。本当に寒かった。
こんな大騒ぎをして、何とかバスをお客様を快適にお乗せ出来る状態に持って行かなくてはいけなかったのは、今日から夫はリビエラツアーに出発せねばならなかったからです。いま、リビエラ地方の天気を調べてみました。-2℃。ここよりは暖かいとは言え、零下ですよ。まあ、太陽輝くリビエラをこの時期に期待している人はいないでしょうし、今の季節にリビエラに行く人々は、なるべく安く、人が少ない時期に行きたいなんて思うシニアカップルばっかりですので、まあ、そこまで落胆もしないでしょうが、でもね。リビエラに行くには正しくない季節だな。
と、ここまで書いたところで、旅行会社のHPを検索して、今回のリビエラツアーのパンフレットを見ましたが、太陽さんさん、海はあくまで青く、万人がイメージするリビエラの写真を使用していましたよ。ま、当然とはいえ、ちょっとな、と思いましたね。旅行会社にしてみれば、参加者が、自分でちょっと考えれば、今の時期はそうでない、ということがわかるはずだ。と言うことでしょう。だけどね、写真があったらやっぱり参加者のイメージは固定されちゃうんじゃないかな。
お天気予報も見てみましたが、ほとんど曇りか雨みたいです。かわいそうな夫。
とても印象に残る寒波なので、ちょっと記録のために書いてみました。
早く暖かくなればいいなあ。
このような雪の踏み固められている部分が、つるんつるんです。本当に危ない。気をつけて歩きましょうね。一歩一歩慎重に。人生と同じだね。
さんぼ
