シングルタスクで空気の読めないドイツ人 | かけはし

かけはし

日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

というか、日本人以外はだいたいそうなんじゃないでしょうかねえ?

 

つい最近、スーパーのチーズ売り場で、経験したんですが、行ったのが19時を過ぎており、スーパーは空いていました。

あとで赤ワインを飲むのに、チーズがちょっと欲しかったので、その場で切り売りしてくれるチーズ売り場に行ったんです。

 

そこには先客がおり、老齢の夫婦でした。で、彼らは目についたチーズをちょっとずつ切ってもらい、味見し、夫婦で「これはちょっと強すぎる」とか「これは口当たりがぼろぼろしすぎて良くない」とか、「うん、これは美味しいので一切れ貰おう」とか、いちいち話し合い、吟味しながら選んでるんですよ。いらいらいらいらいらいら。

 

そのうちに、だんだん列が長くなってきました。件の夫婦も、店員さんも、長くなる列を気にするそぶりは見せません。このあたりで「ドイツ人って心臓強いなあ」なんて、感慨深くなりますね。

散々試食を重ねたうえ、「じゃあ、次はそっちのを一切れ。。。」なんて言い出した時に、もうわたしは「シンジラレナーイ」と叫び―こんな時に便利なドイツ語、Das gibt doch gar nicht!!!!―わたしは既に買うもの決まってるから、貴女わたしに先に売って頂戴。と店員さんに詰め寄りました。そうすると、件の夫婦も「Das gibt doch gar nicht!!!!」(シンジラレナーイ)と叫びましたね。知るもんか。わたしは、「一分で済む、あなた方がチーズを二人で吟味している間に済む」と言い、ついでに「買う前に試食するのは良いと思う、だけど、こーいうところで長々とやるのはちょっと違うんじゃないの?」と、自分の意見を言いましたね。

 

因みに、チーズやハムを買う前にちょろっと切ってもらって試食するのは奇異なことではないです。よくやります。だけど、たった一人しかいない店員さんを独占し、何種類も何種類もちょびちょび試食して、そのたびに夫婦でゆっくり話し合うのはやりすぎ、とわたしは思うな。

 

わたしの気迫におされ、店員さんはすぐにわたしの希望のチーズを包み、首尾よく買い物を済ませることが出来ましたけどね、ほんと、空気は読めない、一度に一つの事しかできない人々の典型を一度に鑑賞することが出来ましたね。


因みにその後、わたしはヤマトナデシコらしく「先に入れてくれてありがとう。良い夜を」とちゃんと挨拶して去りました。で、彼らも「貴女も良い夜を」と返してくれましたよ。だから良いんだな。ドイツって。

 

これ、ドイツで「あるある」です。

そうでしょう?ドイツ在住の皆さん。

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その時買ったチーズ。とろとろの熟成具合。ミルキーで、美味しいの。


 

さんぼ

 

 

 


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