動揺せずに義務を果たす | かけはし

かけはし

日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

今までちょこちょこ書き溜めていた日記を、年末までいくつかアップする予定でした。だけど、今日は、今思うことを書きたいと思います。

 

詳細はまだわかりませんが、昨晩ドイツの首都のベルリンで、大変な事件が起こりました。

クリスマスマーケットの人ごみの中にトラックが突っ込み、現時点では12名の方が亡くなり、49名の方が重軽傷を負って、病院に運ばれたようです。

 

昨日の夜、わたしは娘からこのニュースを聞きました。わたしは、夜はテレビを見ないし、ベッドで読書していたので全く知りませんでした。娘はベルリンに住んでいるので、わたしが心配していると思って電話かけてきたんです。

 

その後、日本の妹から連絡が来ました。日本でもすぐに報道されたようですね。ただ、ドイツではまだ何の発表もない時点で、テロという言葉が使われていたようです。

 

事件については、背景など正式な発表はまだですので、書くことはできません。だけど、犯人が何を破壊したのかは、書くことが出来ます。

 

クリスマスマーケットって、本当に特別なものなんです。暗くて寒くて、長い冬の中の喜びで、子供や若者のみならず、シニアの方々も楽しみにしているんです。一年に一回、にぎやかに飾り立てたスタンドで、暖かいグリューワインを買って、友人たちと飲みながら語り合う。子供たちは、魅力的なお菓子や、小さなおもちゃなんかを家族にねだります。ソーセージの焼ける香ばしい香りや、炒めたザワークラウトの刺激的な煙、シナモンとかクローブとかりんごとか、クリスマスの焼き菓子の甘い香り。小さな遊園地も併設されているところもあって、そこではにぎやかな音楽とともにメリーゴーランドが回ったりしています。そんな、平和と愛にあふれた場所なんです。キリスト教徒にとってとても大事なクリスマスのための楽しく、美しい序奏曲みたいなものなんです。そして、クリスマスマーケットが行われるアドベントの時期は、家族との結びつきを改めて確認することのできる大事な時期なんです。

犯人はこの、平和なわたしたちの伝統を破壊しました。

 

テロは、どこで起ころうが、だれが対象であろうが、悲劇を生みます。今回は、この国の、最も大事な伝統の一つである、子供も老人も楽しみにしている世界を踏みにじられたことで、わたしもとても大きなショックを受けています。

 

 

この事件の後、大事な友人が「与えられた環境を無駄にしないように生活することが、地球の運気を上げる」ということを書いてくれて、わたしも、落ち込むばかりでなく、自分のできることを、一つ一つ大事にこなしていくことを続けなくてはと思いました。

最近、世界中で、多くの悲劇が起こっています。なにが起ころうと、それに動揺せずに、希望をもってそれぞれの義務を果たす。まあ、その義務というのが、一般常識からして正しいことというのが大前提なんですけど、わたしは、そのように過ごしたいなと思っています。

 

この事件で、被害を受けた方々のことを祈ります。

 

さんぼ