絶対に始めると思っていたんですよ。
ウチの夫は、暇に耐えられない男で、おとなしく事務所に座って来年度に向けて営業戦略を練っていてくれればいいのに、どうしても家のことを何かしたくなるんですよ。
次は床か窓と思っていました。
床ならば、うちの床は無垢なので、上を削り取ってもう一度塗装をするという作業になります。それを成すならば、研磨機を借りてきて、すべての家具を移動し、またまた大騒ぎになるはず。
窓ならば、こればかりは専門家に任せることになりますから、さしてこちらの仕事は無いとは言え、数千ユーロ以上の費用がかかります。ただ、窓を変え、密封性を高めることによって暖房効果が高まり、将来的にはかなりの暖房費用を節約することになります(しかし、わたしも夫ももうトシなので、投資を回収するまでこの世にいるのか?というのは疑問)。
我が家はもうすでに建ってから40年近くたっているので、その当時は窓枠は木製がスタンダードでしたから、当然我が家の窓枠はすべて木製。これは非常に趣はありますが、いつまでももつものではない。そろそろ替え時ではあるのです。
熟考の末、今回は窓のとっかえプロジェクトとなりました。
しかし、このプロジェクトは、実況しても本当はあんまりおもしろくないと思います。だって、ほとんど全部業者に任せますからね。まあ、だけどドイツにお住まいの方で、築30年以上のお家で、暖房効率が悪く、悩んでいる人(そんな日本の方は少ないだろうなあ)のために、情報として書こうかなと思います。自分自身の覚書にもなりますしね。
まず、手始めに居間の窓とテラスのドア、お風呂場の窓を新しくすることに決定。ちょっと数えてみたところ、我が家には窓が合計で22枚あることがわかりました。そのうちの二枚はテラスやバルコニーのドアです。これを全部一度にやるとなると莫大な金額になるでしょう。そうですね、一万ユーロ以上はかかるでしょうね。我らは、現在お仕事もあまりなく、将来を憂う身。ここはまず最も重要と思われる居間と風呂のみ新しくしましょう。居間と風呂だけならば、おそらく3000ユーロ以下で収まるはず。
現在はこげ茶のスタンダードな木製の窓枠だけど、もちろん最も有効な暖房効率を狙ってすべて樹脂製となります。色はクリーム色。ごくごくスタンダードなものですね。
つまんない。
はっきり言って、わたしは本当ならば、木のほうが好きなんですよ。それにインテリアも、いろんな椅子がごたごた置かれ、暖かい感じで、テキスティールを有効に使ったリラックスしたイギリス風の(わたしはそう思い込んでいる)インテリアが好きなんです。しかし、いろいろと自分で考え、吟味して揃える時間も気力もない。そういうわけでインテリア関係、家具関係はもう、夫に丸投げなんです。彼はシンプルなほうが好きなようですし、どちらかというとコンサバティブです。で、わたしも自分の本当に好きなタイプのものでないのなら、結局なんだっていいやってことになって、今のお部屋が出来上がっているわけです。そういうわけで、窓枠も暖かく密閉してくれればそれでいい。クリーム色の樹脂でいい。
居間の窓。これはこの家を買った時からノブが壊れており、窓の開閉には難儀したため、新しい窓は一枚のはめ殺しにした。どうせここを開けることなんてないし、窓磨きは外からもできるし。
窓が、一枚になったので、ショーウインドウみたいに室内が丸見えです。わたしは、我らの個人生活に興味を持つ人なんていないと確信しているので平気ですが、夫はやはりカーテンを設置すべきかと悩んでいるようです。
外から見ると、窓枠の一部だけが白であとはこげ茶なので、統一感皆無なんですが、別にわたしは気にならない。しかし、おそらく他の窓は来年にすべて樹脂製に変えると思います。これでまた数千ユーロ飛んでいくんだけど、このままにしておくわけにはいかないので。
わたしたちの子供も一人は独立、もう一人も15歳で、自立の時が近づいてきました。老夫婦二人で住むには大きすぎる家です。しかも、地下一階、地上三階の階段だらけの家。年老いたらとても住みにくいと予想されます。夫はこの街が気に入っているので(ほとんどいないくせに)、引っ越しは具体的には考えていませんが、もしこの家を売ることになった場合、窓が改装してあるというのは大きなプラスポイントなんですよね。ただし、売ることになった場合は暖房システムも新しくしないといけないかも。このままでは安値で買い叩かれるので。そうなると暖房システムは一万ユーロは見ておかないといけない。
売るにもお金がかかるなあ。まあ、今後のことはゆっくりと考えるか。
さんぼ




