ちょっと仕事のこと3 | かけはし

かけはし

日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

コンサートは無事終わり、バスも正しい教会に迎えに来てくれて、本当に一件落着。安心した。


同行した娘は「ママを断った団体に、ここまでするなんて本当に馬鹿」と散々なじられたが、人として、緊急事態の場合は何かしないわけにはいかない。「うるさい!こうやって物事を処理するのがプロというものなのよ」と威張っておいた。

それに、旅行業界で長年仕事をしてきて、日本からのお客様がどんなに熱心にこの旅行のために準備なさったか、どれだけ苦労して休暇をとられたか、お金を工面されたか、充分に知っているからだ。

そんな方々に、無駄な時間は一分たりとも使っていただきたくないし、憂い無く交流を楽しんでいただきたい。プロとして当たり前のことだ。


私は日本の旅行会社と仕事をしているが、文化交流専門の小さな旅行会社が多く、大手の旅行会社とは残念ながらお付き合いが無い。

日本の旅行会社はヨーロッパ専門の大手ランドオペレーター会社と契約しているのが普通だからだ。私のところのような弱小は、なかなか相手にしていただけない。しかも、大手ランドオペレーターは各都市に大量に送客可能なので、ホテルなどもおそらく違うタリフで仕入れが可能な場合もあり、旅行代金にそのあたりが反映されてきてしまう。料金では到底太刀打ちできないのだ。


今回の団体も、団員に旅行会社の方がおられ、その所属なさっている旅行会社が契約のあるランドオペレーターにランド手配を任せたかったために、私の事務所との仕事を断られたのだ。コーディネイトだけだったら私に任せても良いとの事だったのだが、私はランド手配も一括して受けたいと言っていたので。


まあ、大手旅行会社にしてみれば、何の実績も無いに等しい弱小事務所に大事なお客様をお任せするのを躊躇するだろう、その気持ちは充分に理解できる。

お客様にしてみても旅行費用は少しでも安いほうが良いだろうし。


しかし、通常観光旅行ならともかく、何か目的のある特殊手配が必要な旅行に関しては、コーディネイトとランドオペレートは非常に密接に提携せねばならないのだ。この二つが兼任されていると、目的にぴったりとあった旅程を作成し、視察、文化交流活動に支障の無い無理の無い観光プランを組み入れることが出来る。

宿泊場所も、交流活動先にもっとも便利な宿を考えることが出来る。こういった特殊手配は本当に手間のかかるもので、機械的には出来ないし、兼任して一ところでやったほうが手間もかからず、コミュニケーションの行き違いでミスが生じることが無い。


私が自身で手配した団体で、付き合いのある文化交流専門の旅行会社の社員の方が添乗で来られる場合は、私は交流箇所でお待ちし、交流活動期間中のみ全期間同行して、全てのお世話を行う。そして、バスの運転は夫に任せることが多い。夫は一緒に手配をしているので、言って見ればランドオペレーターの事務所がグループと一緒に移動しているみたいなもので、なにか旅行中に不備があったとしても、迅速に対応できる。緊急連絡先どころか、担当者が同行しているみたいなものなので。

稀にお客様だけで来られた場合は、私自身が到着空港から出発空港までスルーで同行し、ガイド業務も行う。その場合はバスの運転は他の人に頼む場合もあるが、それでも、やっぱりランドオペレーション会社が一緒に移動しているのと同じだ。

また、大事なことは、私たちは文化交流先、視察先のことを熟知しているということで、今回起こったような、ミスが起こりようが無いのだ。


現在、少しでも自分達の事務所の存在を知っていただくために仕事関係のブログおよびHPを完成させようと努力しているところだが、今回は、やはり、私が常々考えていたことは、間違ってはいなかったのではないかとおもう事件だったために、プライベートブログにも記してみた。


さんぼ

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