おめでとう! 彼も人の子、五輪という魔物の前にかなり緊張された様た。最初の4回転を転倒した時はひやっとしたが、その後よく気持ちを切り替えて持ち直したと思う。
今週はノルディック複合の渡部暁斗選手が後半の距離で粘って堂々の銀メダル。スノーボードHPでは15才の平野歩夢君が銀、18歳の平岡卓訓君が高いエアと高度な技を見事に決めて銀、銅を獲得。メダルラッシュの週となった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ところで冬季オリンピックの種目で日本選手の活躍に関係なく好きな競技がある。
それはアルペンの滑降競技だ。
ただひたすら真っ直ぐ、速く山を駆け下りた者が勝つ。
ソチでは高低差1075メートル全長3495mのコースを2分数秒で滑りきる。
そのスピードは最高130kmにも達する。
一歩間違えば死の危険すらある競技だ。

80年代によく行った志賀高原一の瀬の某スキー学校の校長が
「直滑降にこそ最高のバランスがある」と教えてくれたことがある。
板の真ん中に丁度バランスよく乗る。この感覚はターンの時でも重要だ。
昔は膝を入れろと教える人があったが、極端に膝を曲げると尻が落ちて後傾になる。体がローテーションしてスキーがずれタイムロスにつながる。
「立った姿勢のまま股関節を曲げて上体を前傾すれば膝は自然に曲がる。膝から曲げてはダメ」とも言われた。足裏全体で斜面をとらえた上で脛がブーツに当たる感覚は大事だが、極端に爪先立ちになる膝曲げはよくない。
その校長はイタリアのスキー教師の資格を持っていて競技スキーを頂点にした教え方は当時の日本の基礎スキー教程とは違っていた。
もちろん私のスキーのレベルはもっと根本的なところが駄目駄目なのだが。(笑)
話を戻すが、滑降競技ではSKIの最高のバランスを見ることができる。
ソチ五輪での優勝はオーストリアのマイヤー選手。
出だしから斜面を落ちる様に加速していく。

110kmを超えるスピードで回る大きなバンクの左ターン。
スキーのバタつきも抑えて無難にこなしていった。

斜面が変わるところでは豪快なジャンプ。

滑降ではジャンプはスピードのロスにつながる。コンパクトにまとめる必要がある。スキーが斜面に接していれば重力が進行方向の分力を作り出すので加速していくが、ジャンプすると落下方向の力しか働かず進行方向へは減速していく。
後半にMaxスピードは134kmに達した。

こちらの選手は100分の6秒差で金を逃した2位のイタリアのクリストファー・インネルホファー選手。彼の滑りはさらに印象的だった。

この高速バンクもまるで線路の上を走る様にマイヤーよりもスムーズに回っていく。
技やうまさを感じさせる見事な滑り。


こういう映像を見ているとやはりSKIに行きたくなってしまう。
今シーズンはゲレンデも雪も豊富に違いないがまだ忙しくて行けていない。
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ゆうべの東京も記録的な大雪となった。
深夜2:00頃から雨に変わるまでは吹雪状態になり、吹き溜まりは30cm以上の積雪。歩くと足の脛まで埋まる。
一方広い道路はタイヤで雪が圧雪されて理想的な状態。

よしやるしかない!
あわてて倉庫からスキー用具とブーツをを取り出す。

近所は緩やかな傾斜道が多い。傾斜道をスケーティングで上り、緩斜面滑走を何度も楽しんだ。深夜の広い道はタクシーがたまにゆっくり通過する程度でも車も殆どなくスキーは心地よく加速する。

たまたま通りががかった車から若い夫婦が驚いて声をかけてきた。
「どこから滑ってきたんですか? すごい!」
「近所です。最高ですよ」
こうして1時間半くらい思いがけないスキーを楽しみました。
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「なんだ、そんなところでSKIしてたの?」
「ねえ、今年はSKI行かないの?」
あ、、、そうだね。オリンピックもあるしね。。(^^;)
「ちゃんとわかってるわよ♪ 2月、3月は忙しいんでしょ~。」
「じゃあ春スキーに行きましょうね!」
「ねえ、今年はSKI行かないの?」
あ、、、そうだね。オリンピックもあるしね。。(^^;)
「ちゃんとわかってるわよ♪ 2月、3月は忙しいんでしょ~。」
「じゃあ春スキーに行きましょうね!」
