映画「明かりを灯す人」 (追記あり) | Bohemian78-ambのブログ

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2週間前になるがキルギスの映画「明りを灯す人」を見た。

天山山脈の麓キルギスの山奥の農村で、明かりをともして回る名もなき電気工の物語。
アンテナの調整や電灯の修理はもちろんの事、どんな些細な用事でも村人のためなら自転車でかけつける。
貧しい人には電気をただで拝借できる仕掛けをしてしまうこともある。
そんな心優しい彼を村人たちは「明り屋さん」と呼ぶ。

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キルギス共和国は91年のソ連崩壊時に独立。
近代化を叫ぶが政治は安定せず資源に乏しい国の経済は20年たった今もうまくいっていない様だ。この村でも若者は出稼ぎに行ったっきりで高齢化、過疎化が進む。

やがて中国の資本家が商機を求めて村にやってくる。
村議会は金に目がくらんだ開発派と美しい村の伝統を守りたい保守派に分裂。当然前者には搾取の匂いがする。よくある話だ。

村の将来に本当に「明かりを灯す人」は誰なのかを深く考えさせられる。
彼が村人と協力して夢の風力発電を実現すればささやかな豊かさを手に入れられたかもしれない。

ほんとうに人々に明かりを灯す人は、
愛があって、そして「知恵」がある人。そう信じたい。

本映画の公式トレーラー映像がyoutubeにあります。
穏やかな時間が流れる牧歌的な風景が素晴らしかった。電気工の奥タマは
なかなか美人でご主人様をこよなく愛してる。



東京のシアターイメージフォーラム他全国で上映中です。
http://www.imageforum.co.jp/theatre/

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もう1作ついでにご紹介。
「サヴァイビングライフ」 ~夢は第二の人生~
チェコのヤン・シュヴァンクマイエル監督の作品。
彼の事は知らなかったが、シュールレアリズムを映画の世界に持ち込んだ偉大な巨匠とのこと。

イメージ 2


以下のyoutubeのトレーラー映像を見ればわかりますが
特に私の様な妄想癖のある人間にはぴったりの作品。(笑)

明日仕事帰りに見に行く予定。



自分で意識的に夢を見る。しかも夢の中で実現する理想のラブロマンス。
そんな事ができたなら。。。
夢はまさに第二の人生。

というわけで、今月は映画、演劇、コンサートと予定盛りだくさん。
まさに芸術のミキ。。。じゃなかった (^^;)
芸術の秋たけなわです。

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「サヴァイヴィングライフ」見てきました!

理想の夢の世界に自由に行き来できる方法を手に入れた主人公。いつもあこがれの女性と情事を重ねる。でも結末は。。
ネタバレになるのでこのへんで。。

夢はやはり現実の中に築かないといけないですね。(^^)